電話が嫌というより、電話の掛けられ方が嫌ってことでは
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これを読みました。
電話は嫌い、非通知出ない 人事も驚く今どきの就活生|出世ナビ|NIKKEI STYLE
「就活生が電話でのコミュニケーションを嫌っていて企業が困ってる」というニュアンスで書かれていて、記事の最後は次のようにまとめられています。
学生諸君は「面接以外の場面でもチェックされているなんて」と負担に思わず、この機会に「大人との電話コミュニケーション」を克服してはどうだろうか。
これ、学生が悪いんだろうか。悪いのは、むしろ企業側じゃないのかなぁ。
学生なんて、何をしているかわからないわけで、授業中、研究室で実験中、バイト中、いろいろありえる。企業からの電話に出られるとは限りません。
就活生には電話1本かけるにも事前のアポイントメントが必要なのか。
いつかかってくるかわからない電話をずっと待っててってことなのかな。平日昼間は会社で仕事をしている前提のサラリーマンとは違うよね。それに、電話に出られたとしても、ペンや手帳がいつも身の回りにあるとは限らない。就活生って就活だけしているわけじゃないし。
非通知でかかってきた場合に警戒するのも当然。就活中なら企業からの可能性は高いけど、悪いシナリオを想定するのは自然です。「非通知電話に出てくれない」という嘆きには、「たとえ非通知であっても、学生には連絡したときに電話に出てほしい」っていう考えが隠れているように思えます。それって少し都合がよすぎじゃないですか。
連絡は、メールでいいんじゃないでしょうかね。学生はメールも見ないかもしれませんが、3回くらい送ってダメならご縁がなかったってことでいい気がしますね。というか、説明会とかエントリー時に「いついつまでに筆記試験や面接の案内が行きます」と伝えたり、面接時に「この日の午前中までに電話で連絡します」って言えばいいですよね。スケジュールをある程度公開すればいい話で、ずっと待っていることを当然のものとして進めるのって、どうなんだろう。
記事には「就活を通して電話にも慣れよう」というアドバイスも載ってるけど、電話が嫌というより、電話の掛けられ方が嫌っていうことじゃないでしょうか。