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リーズナブルな判断とは

🐶

「あの人の考え方はリーズナブルだ」とか「リーズナブルな管理方法だ」とか「あの人はリーズナブルだ」という話を聞くことがある。結局これはどういうことかというと、きっちりとざっくりのバランスがいいということなんだろう。

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きっちりとざっくり。どうあるべきかという理想と、今どうなっているかという現実。このマトリックスで考えてみる。

ざっくりでいいところはざっくりで、きっちり考えないといけないところはきっちりとする。時間もコストも有限な分しかかけられないんだから、本来はこのバランスを考える必要がある。

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この区別の仕方がうまくできていることを、リーズナブルっていうんじゃないかな。まー、きっちりにすべきかざっくりでいいかは個人の考え方によるので、その区別の仕方が自分と似ていることを「リーズナブル」と呼ぶのなら、リーズナブルは主観的評価ってことになる。でも、実際、そうだと思う。

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世の中には、なんでもかんでもきっちり管理したい人がいて、そういう人が一人でもいると、上のような管理方法になってしまいやすい。管理者がこの考え方なら、必然的にこうなる。多くの人にとって、この管理方法はしんどい。しかし、しんどいからといってこれを変える目的で「さっくりでいいんじゃないですか」なんて意見したら、すごく怒られそう。つらい。

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上のように、「なんでもかんでもざっくりでいいじゃん」って感じの管理者になれば、はじめは楽。だけど、だんだん不安になってくる。管理すべきものも放置されてしまうため、問題が発生することもある。その後片付けのためにしんどい日々を送ることになるかもしれない。問題が発生した時点で、外部からの厳しい管理下に置かれることもある。「全部きっちり」ははじめからつらいが、「全部ざっくり」は途中からつらさが出てくる。

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最後は、ざっくりときっちりが逆になってしまっているケース。管理者が現場未経験とかなら、こういうことになってしまいやすい。これだと部下はとても疲弊するうえ、問題も起こりやすい。仕事をしても物事がほとんどうまくいかず、仕事をしているのか仕事を増やしているのかよくわからないことさえある。

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