彼らが本気で夏休みの宿題をするときは、
🐶
これを読みました。
新学期を前に、終わらない夏休みの宿題に、頭を悩ませている子どもも多いのかもしれない。フリマアプリ「メルカリ」に、読書感想文がいくつも出品されている。すでに取引が成立しているものもある。 メルカリに読書感想文の出品相次ぐ 「受験生や学力の低い生徒が購入か」と識者は指摘 | キャリコネニュース
夏休みの宿題の定番「読書感想文」が、メルカリで取引されている、という内容です。
これに限らず、数年くらい前から、夏休みの宿題を代行する業者が出てきて問題視する人もいましたよね。問題視するような人なら、自分の子どもにはそういうサービスは使わせないんでしょうけど、むしろ「お得なサービスじゃん」と考える親もいるんでしょう。
小学生や中学生の場合は、自分では購入しないケースが多いと思うので、たいていの場合は親が絡んでいるはずです。「夏休みは塾で勉強させるから、学校の宿題なんてどうでもいい」とか「どうせ夏休みの最後に泣きつかれるくらいなら、他の人に任せてしまいたい」と考える親からすれば、積極的に使いたいサービスなのかもしれません。
夏休みの宿題は、長期間の休みによる学力の低下を防ぐことや、時間のかかる長期的な課題に取り組むことなどを狙いとしているんでしょう。なので、いわずもがなですが、自分でやらないと意味がありません。宿題を終わらせること、提出することが目的じゃないんですからね。「塾で勉強してるからいらない」という考えも、「サプリを飲んでるからご飯食べなくていい」のような、メインとサブが入れ替わってしまっている理屈だと思います。
ただ、一方で思うのは、宿題を出す方も出される側のことを考慮してくれ、ってことです。普段と違うタイプの宿題を出しておいて、進め方や取り組み方の説明が少なかったり、ヒントがなかったりすれば、自分でできない子もたくさん出てくるでしょう。親に協力してもらうことを前提とした宿題も、よくないです。先生からすると「いやいや、毎年みんな提出してますよ」って思うかもしれませんが、多くの家庭が協力体制を敷いて、ヒーヒー言いながら苦心の末に提出してるんですよ。
生田斗真
ジェイ・ストーム
2017/09/06
(888文字)