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接待番組

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「フルタチさん」の終了について昨日書きましたが、ネットでは番組が始まった当初から批判的な声が多かったんですよね。で、そうした批判の中で「接待番組だ」と言ってる人がいて、「うまいこと言うなぁ」と思ってたんですよね。

その番組に出ている人が喜ぶような、気持ちよくなるような、そんな番組のことを接待番組と呼んだのだと思います。実際、報道ステーションを辞めた古館をフジテレビはわざわざ呼んできたわけなので、接待的な番組になってしまう(わがままを聞いちゃう)のも自然な流れかな、とは思います。

「接待番組」というと、名前から、それだけで悪い印象を持ってしまいます。しかし、よく考えてみると、このような番組は他にもちらほらあります。例えば、「ブラタモリ」は接待番組と言えるんじゃないですかね。さんまのお笑い向上委員会もそうだし、志村どうぶつ園もそうだし、あと不定期だけど「香川照之の昆虫すごいぜ!」とかもね。自分の趣味とかスキルとか興味のあることを、番組の中でやるという点では、同じタイプなんじゃないかと思います。

並べてみると、接待番組だからダメってことはなさそうですよね。「本当に楽しそうにしてるなぁ」と、ほほえましく見られている番組もあるじゃないですか。視聴者に受け入れられるものと受け入れられないものとの違い、って何なんでしょう。

1つは、「すごさを見せつけてないかどうか」かな、と思います。情熱をもって取り組んだり、新しい発見をしたり、まじめに試行錯誤したりするのは、おもしろく感じると思うんですよね。番組に出ている人も見ている人も。見ているだけであっても、何かを獲得しているような感じ。しかし、知識がたくさんあるとかスキルがすごいとかってのをそのまま見せられても、おなかがいっぱいになってしまいます。たまにならいいんですが、しょっちゅうだとしんどいです(なので個人的には、ブラタモリの「すごいですね、タモさん!」っていうナレーションはあんまり入れないんでほしいのですが)。

結局、番組に出ている人が喜んでも、見ている人が楽しんでなければ意味がない、っていう当たり前の結論なんですけどね。

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