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教育コストは給料に含まれてるんじゃないかな

後輩に仕事を教えるというのは日常的にあることだけど、教えることに対してネガティブな人もいるよね。自分が長年苦労して身につけたことを、後輩たちに授けるのはもったいないというか、後輩たちにもちょっとは苦労してほしいというか、そういう気持ちがあるんだと思います。

ただ、そうはいっても、誰かが教えないと後輩は仕事ができないままです。できない人が同じチームにいると、その人に割り当てられた仕事を誰かがしないといけないので、そのチームの人たちも最終的には困ってしまいます。普通は、後輩に仕事を教えることも、自分に割り当てられた仕事の1つです。すぐに調べればわかるようなことでも聞いてくるような人の相手は別として。

長い時間をかけて得たものを後輩に教えることは、確かにそこだけを見ると、搾取されたような気がしてきます。自分だけコスト(時間)を払わされた、というような気がね。

でも、これは、給料で調整されるべきものじゃないか、と思います。スキルが上がって仕事ができるようになった分、給料は上がっているはずです。もちろん、今まで以上に仕事ができるようになったから上がったという面もありますが、他の人を教育するコストも上乗せされている、と考えるのが自然ではないですかね。

後輩を教育するというのは、チームの発展、会社の発展には必要不可欠なものです。なので、教育は会社にとっても必要なものだし、教える人にはそれなりの給料を払うべきでしょう。教育があまり必要のない人、例えば、同じ業界で働いていた経験者を引っ張ってくるなら、お金がかかるわけじゃないですか。その差額分、つまり、未経験者と経験者の給与の差はどうするかというと、一部を未経験者の教育に突っ込んで育てるか、突っ込まない代わりに未経験者でもできることを延々とやらせるか、のどちらかでしょう。

一般的に教えることも仕事だと思いますが、もし会社もそう言いたいのなら、教える人の通常業務を減らすか、教える分だけ給料を上げないといけないでしょう。条件を変えずにお願いベースで依頼してくるなら、搾取しているのは後輩ではなくて、会社だ、ということになりますね。

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