今日も8時間睡眠
888文字のブログです

電車に防犯カメラをつけたら痴漢は減るのかな

🐠

電車内の痴漢に関するニュースや記事がネットに出たときに、「電車に防犯カメラをつけるべきだ」と主張するコメントを見かけることがあります。ないよりはあったほうがいいとは思うのですが、そんなに効果があるんだろうか、という気もするんですよね。詳しい意見を見たことがないんですが、どういうふうに設置する、と想定してるんでしょうか。

僕は痴漢したことがないし(そりゃそうだ)、痴漢の現場を見たこともないのですが、普通、人が少ないスカスカの車内では痴漢しないんじゃないかと思うんですよ。二人しかいないなら逆にありえるかもしれないけど、数人だけがいるレベルなら起こりにくいんじゃないかと。モロバレだし。つまり、痴漢が行われているときは、車内にはたくさんの人がいて、どこに防犯カメラをつけても死角ができてしまうと思うんですよね。だから、カメラが犯行の証拠をおさえるのは難しい気がします。コンビニなどの防犯カメラを見ても、そんなに鮮明には残っていないみたいだし。

「やった・やってない」の決着をつけるのは難しいにしても、「やってたとしたらこの人」「この人は位置的に犯人とは言えない」などと絞るのには役立つと思います。これだと、犯人逮捕が早まる可能性もあるし、無実なのに訴えられた人が冤罪を回避できる可能性も高まります。まぁそれだけでも設置する効果はあるのかな。あと、単純に、防犯カメラが抑止力になる、という効果もありますよね。ただ、これで被害者は安心感を得られるんですかね。車内暴力の問題にも効果はあるし、防犯カメラはあって困ることはないですが。

ネットで、「防犯カメラの設置」を強く主張している人を見ると、その勢いから、すごく効果があると思っているように感じられるんですよね。確かに、導入すれば効果はあると思うんですけど、これで解決するというか被害が激減するというイメージがあまりないんですよね。何か、見落としている効果があるんだろうか。それとも、解決まではしないけど、何もせずに放置するのは怠慢だ、ということなんでしょうか。「解決する努力が見られない」という怒りが、主張を強くしてるんでしょうかね。

(888文字)