今日も8時間睡眠
888文字のブログです

自営業をしてると、収穫を祝いたくなる気持ちがわかるようになる

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僕は今、自営業というか、無職というか、フリーランスというか、無職というか、まぁいわゆる定職にはついていない状態でフラフラしているわけなんですが、そういう状態で長い間過ごしていると、収穫を祝う祭りをしたくなる人たちの気持ちがだんだんわかるようになってきたんですよね。

毎月毎月、給料日に給料が振り込まれているときは、あまり意識することはないんですけど、仕事があって、給料がもらえる、っていうのはすごく特殊な状況なんですよ。

フリーランスの場合、仕事があるかないかというのは、もちろんわからない。「これからもお願いするよ」と言っていたのに、「すみません、やっぱり…」となることはある。こちらが悪いこともあるし、相手の社内の状況が変化することもあるし、そもそも世の中の何かが変わることもあるし、理由はいろいろあるけど、継続的に仕事があることが約束されることはほとんどありません。

それに、まぁこれは本当に会社員のときは意識しないんだけど、仕事をしたとしても、お金が自動で払われるとは限らないんですよね。少なくとも、請求書を送らないとダメだし、送ったけど振り込まれてないなんてこともありうる。仕事したら終わり、じゃなくて、ちゃんと口座にお金が振り込まれて、ようやく一安心できる。

そんな不安定な状況をくぐりぬけて、無事に今年も年が越せそうだなっていうのが見えてくると、「あぁ、今年も無事に仕事があって、無事に収入があって、無事に生きてこれたなぁ、よかったなぁ」となるんですよね。よくよく考えると、奇跡的な状況だと思うわけです。そりゃあ、今年の収穫を祝いたくなる気持ちもわかるし、祭りをしたくなる気持ちもわかるし、来年の収穫を祈りたくなる気持ちもわかります。

先週末、飲み会から帰ろうと思って電車に乗ったときに、ウォーリーの仮装をした集団と同じ車両に乗ってしまったんです。仮装する人たちの気持ちはよくわからないですけど、秋の収穫を祝うハロウィンを始めた人たちの気持ち、祭りを始めた人たちの気持ちはなんとなくわかるようになったなぁ、ということを考えながら、ウォーリーに囲まれてつつ、家に帰りました。

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