経済産業省のプレミアムフライデーに関する話の意味が分からない
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これを読みました。
「プレミアムフライデーってありがた迷惑ですよね?」と日経新聞で意見したら、経産省がやってきた──サイボウズ青野慶久と「日本人の休み方」を議論 | サイボウズ式
サイボウズの社長とプレミアムフライデーを企画した経済産業省の人との対談です。プレミアムフライデーとは、毎月最後の金曜日に3時に帰りましょう、という施策ですね。
「私個人としては、それぞれの裁量で働きたい時に働いて、休みたい時に休めばよくて、金曜日じゃなくてもいいと思っています。プレミアムフライデーを企画した張本人が言うのもなんですが(笑)。」 「そうなんですか?」 「はい。企画の途中で「決まっていないと休みづらい」「休み方がわからない」という声があり、今回は消費活動と結びつけて曜日を提案しました。本当は自由に休めばいいと思うんですけどね。」 「そうだったのですね。中の人の意図って届かないものですね。」
いやいやいや。プレミアムフライデーって名付けておいて、最終金曜日に早く帰りましょうって言っておいて、「本当は自由に休めばいいんですよ、意図が届かないなぁ」じゃないんですよ。思想が施策に反映されてないんだったら、どう考えても作り方が悪いんでしょう。
「月末金曜日に休むのは無理だ、ルールを変えろと言われるのですが、私たちが一律のルールを変えるのではなくて、本当は自分たちで派生バリエーション作ってほしいんです。」
はじめから、実現性の高そうな案であれば、派生バージョンもできたと思うんですよ。「最終金曜日」っていう、多くの人にとって、早く帰れる時間帯からかなり遠いポイントをデフォルトにされちゃったから、「あぁ、政府はやる気がないんだな」と働いてる人たちはガッカリしたんでしょう。そうなると、カスタマイズしようっていう気力もわいてきません。
「働き方、休み方を自分で考えよう」といったことが上の記事に出てきますが、それに応えようとする経営者が上にいるならいいんですけどね。そういう人ばかりじゃないから、強制的な施策が必要とされてたんじゃないですかね。
一体、何のエクスキューズなのでしょうか。よくわかりません。
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