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888文字のブログです

○○から手に入る情報は、○○から手に入るような情報しかない、という話

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テレビから手に入る情報は、きれいに、わかりやすく編集されたものが多い。わかりやすさを求めて、不必要な誇張が加わったり、ひどいときには正しくない内容に変わることもある。一方、たいした魅力のない部分、テレビ映えしない情報は、なかなか手に入らない。スポンサーに不都合な情報も、ほとんど手に入らない。

テレビから手に入る情報は、テレビから手に入るような情報ばかりで、テレビから手に入らないような情報を得るのは難しい。

インターネットから手に入る情報は、発言者や編集者がだれかがわからないものが多い。「匿名でないと言えないような、誰かにとって都合の悪い真実」もあるし、「匿名であるがゆえに無責任に発せられた言葉」もある。正しい情報もあるし、間違っている情報もある。両方がたくさんある。

誰でも発信できるけど、発信するのは「ネットで発信しよう」と思っている人だけで、ネットで発信しようとした人からの情報ばかりとなる。IT業界で働いている人にとっては、ネットで発信するハードルは低い。だから、インターネットから手に入る情報は、IT業界に関するものに偏りがちだ。「ネットで発信したくない」と思ってる人や、ネットで自分が発信するなんて考えたこともなかった人たちの意見は、インターネットから入手するのは難しい。

インターネットから手に入る情報は、インターネットから手に入るような情報ばかりで、インターネットから手に入らないような情報を得るのは難しい。

あの人から手に入る情報は、あの人が普段聞いている話、読んでいるもの、体験したことなどから構成されている。あの人が聞いてない話、読んでいない本、体験しなかったことの情報は、手に入らない。

あの人から手に入る情報は、あの人から手に入るような情報ばかりで、あの人から手に入らないような情報を得るのは難しい。

一つの情報源だけに頼っていると、情報は偏ってしまう。それと同じで、一つの情報チャネルだけに頼ることも、情報の偏りを生んでしまう。「テレビばかり見てると馬鹿になる」と昔言っていた人もいるけど、情報が偏ると不健康になるのは、テレビばかり見る話に限らないと思う。

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