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ぬるいお茶を育てている

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僕はあまり熱い飲み物を飲みません。大人になってからは、あったかいコーヒーなどを飲むようになりましたが、基本的には冷たい飲み物のほうが好きです。特に、何かを食べるときに一緒に飲むものは、ゴクゴクと飲める冷たいもののほうがいいんですよね。

冬の季節になると、店で出されるお茶が、冷たいものからあったかいものにかわったりします。普通の人は、その方が助かるのかもしれないのですが、僕としては困ってしまいます。のどが渇いていても、熱くて飲めません。

この前も、親子丼を食べに行ったときに、親子丼⇒熱い、みそ汁⇒熱い、お茶⇒熱い、という状況で、逃げ場がありませんでした。飲めないまま食べ続けるというのは、なかなかつらいものがあります。

そういうわけで、熱いお茶が出されたら、はじめの方は手を付けずに、順調に冷めるまで放置する、というのが僕のスタイルです。料理が来るまで、お茶には手を付けない。ぬるいお茶を育てているのです。

料理が来て食べ始める時点で、料理が熱くても、逃げ場がある。この安心感が大事なんです。

食事が進んでいき、お茶もいくらか飲んでいると、たまに店員が熱いお茶を注ぎ足してくることがあるんですね。よくある一般的なサービスなのですが、個人的には困ってしまいます。いやいや、こちらはぬるいお茶を育てているんですよ、と。そこに熱いお茶を注がれたら、今まで育てた分がリセットされてしまうじゃないですか、と。

ビールがまだ残っているのに追加で注がれてしまうのを、「新しいビールがおいしくなくなるから」という理由で嫌がる人がいます。僕のこのケースは逆です。「今のお茶が台無しになるから」です。

ただ、ほとんどお茶が残っていなくて、料理がまだ残っている状態なのに、お茶を追加してくれようとしている人に、「いや、お茶を注いでもらわなくても大丈夫です」と拒否するのもなかなか難しく、というか、そんな隙もないほどに手早くお茶が注がれてしまうため、こちらとしては、「ありがとうございます」っていうしかない感じになっています。

冬でも、冷たいお茶でぜんぜん問題ないんですけどね。むしろ、お冷で十分なんですけども。

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