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「平成31年度東京大学学部入学式祝辞」は入学式で話すのがベストの内容

これを読みました。

平成31年度東京大学学部入学式祝辞は名文か

これは、平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学に対するコメントであって、これ自体もすごく話題になったんだけど、上の記事も話題になっていました。

両方とも読んだけど、まぁ確かにこの祝辞は、一見すると、祝辞っぽくはないです。最後の「東京大学で学ぶ価値」に対する違和感は少ないでしょうが、「女子学生の置かれている現実」からはじまるのは少し違和感があるかもしれません。いきなり、東京医科大の不正入試の話をされても、って感じにはなります。

ただ、この「女子学生の置かれている現実」からはじまる文章は、新しい学問「女性学」の誕生の話につながっていきます。「正解のない問いに満ちた世界」で学んでいくことになる入学生に対して、この話は、とても身近で具体的で理解しやすい内容だと思います。

また、個人的には、こういう視点もあると思いました。

平成31年度東京大学学部入学式祝辞は名文か

東大生は将来ルールを作る側の仕事に就くことが多いんじゃないかな。だから差別的なルール作るなとか、結果がでてないことと努力してないことは同じじゃないってこととかは、言って意味のあることだと思う。

2019/04/13 06:47

東大に入るのには大変な努力が必要だったとは思うけど、その体験を前提とするのはやり過ぎだ、というメッセージを、この祝辞に感じました。

努力をしても結果が出ない人もいるし、結果を奪われた人もいるし、努力する機会が与えられなかった人もいる。そういう人たちのことを忘れて、「自分たちは頑張ったから選ばれたんだ。他の人たちは努力せず、そのために結果が出てないんだから、見捨てて当然」なんて考えていると、ろくな大人になりません。そういう人が社会に出て権限を持ってしまうと、みんながハッピーにはならない(しかも、東大出身だと権限を持つポジションにつきやすい)。一番天狗になってそうな入学式の段階で、自分たちとは違う境遇の人たちの存在に気づかせることは重要でしょう。

祝辞っぽくはないですが、入学式で言うにはベストだったんじゃないでしょうか。

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