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映画「パラサイト」を見てきました

アカデミー賞作品賞をとった映画「パラサイト 半地下の家族」を見てきました。以下、ネタバレがあります。

事前に知ってた情報はあまりなくて、知ってたのは作品賞を受賞したことと韓国映画であること、韓国の格差社会を描いていることくらいでした。映画のチケットをとろうとしてググったときに、ウィキペディアの情報が見えたのですが、「ブラックコメディ映画」となっていました。「格差社会を描くのにコメディなの?」と驚きつつ、映画館に行きました。

たしかに、序盤はコメディチックな雰囲気でした。白い煙の中で黙々とピザの箱を組み立てるシーンも、立ちション野郎を追い払うシーンも、完全にギャグでした。ウケを狙ったセリフも多かったです。それに、「抽象的な石」のおかげとはいえ、前半は話がうまくいきすぎて、漫画的な流れが続いてました。

そんなクスクスしてしまう雰囲気が、途中で一気にガラッと変わります。家政婦がやってくるシーンですね。「途中から怖くなる」というツイートをどこかでチラッと見ていたので、怖い妄想をしてしまいました。家政婦が来た意図は初めはわからないのですが、僕は「前に住んでいた建築家が、実は殺されていて、地下に隠されているのかな」と想像してしまい、急に怖くなってきました。実際には、地下に死んでる人なんていなかったんだけど、正解は正解で怖かったですね。

ソファの上でいちゃつく裕福な家族と、テーブルの下で息を殺して隠れる貧しい家族。高台に住んでるから大雨なんてまるで関係ない裕福な家族と、大雨のせいで家が沈んで避難する貧しい家族。終盤にかけて、上下を意識した対比が描かれ、その断絶は最終的には残虐な事件へと発展してしまいます。トラウマを克服するどころか、ずっと記憶に残り続ける事件に。

最後の事件は恐ろしいですが、本当に怖くて恐ろしいことは、貧困からは抜け出せない、という事実でしょう。計画を立ててもうまくいかない、しかし、無計画でもうまくいかない。自分が最後に選んだ選択肢は、いつ抜け出せるかもわからない、終わりの見えない貧しい生活。その厳しい現実は、映画を夢で終わらせることも許してくれません。

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