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「芸能人格付けチェック」に必要なのはGACKTではなく浜田雅功

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「芸能人格付けチェック」の司会は、番組の性質から考えれば、だれであってもいいとは思うんですよね。

あの番組の本来のおもしろさって、ゲストの判断とか考えとか心理が見えるところだと思うんですよね。普段はあんまり見えないとこが見えるのがいいじゃないですか。

例えば、
大御所俳優が堂々と間違った部屋に入っていくところとか。
普段は硬派な感じの人気俳優が、選択するときに優柔不断になったりとか。
もしくは、予防線を張りまくったりする姿とか。

同じチームの複数人が同時にチェックして、意見が違ったときのバチバチとか。
ドアを開けた瞬間に石田純一がいて、頭を抱える姿とか。

こういう普段と違うところとか、優柔不断になったりせこくなったりする人間の小ささみたいなのがおもしろいわけじゃないですか。

この番組をクイズ番組としては見れないですよね。音楽や盆栽ならまだしも、ワインや肉とかは、視聴者にはわからないですからね。「肉の臭みがある」とか言われてもね。

そういうわけで、ゲストの反応がメインだと考えると、本来なら「芸能人格付けチェック」の司会は他の人でもできると思うんですよね。

ただ、実際には、この番組の司会者は浜田雅功じゃないとダメな気がしています。

大御所の俳優や歌手が、三流とかそっくりさんに落ちたときに発動する、あの高笑い。自分よりだいぶ年上のベテラン勢が席に戻ってきたときに、あんなに強気で傲慢な態度をとれるのは、浜田だけでしょう。

ランクダウンしたときに、ベテラン勢がこき下ろされるのも、この番組のおもしろポイントです。これが弱いと、「間違えられない」というインセンティブが働かないですからね。ランクダウンという罰が、ちゃんと罰として機能させる係になっているわけです。

よく考えると、今MCをやってる人たちは、ベテラン勢に対して人を立てることはできるけど、こき下ろすのはなかなかできないでしょう。その点、浜田はこき下ろすのもできるし「GACKT様」と人を立てることもできます。

「芸能人格付けチェック」に必要なのは、連勝を続けているGACKTではなく、ベテランに対しても強気に行ける浜田雅功だと思います。

(888文字)