【長文】YouTuberになって半年がたちました
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2020年5月末からほぼ毎週動画をアップするようになって、半年がたちました。数学に関係する動画を作っていて、半年でチャンネル登録者数は300人ちょっと、過去1年間の総再生時間は400時間程度です。この数字を見て、少なすぎて読む価値ないなと思った方はここでさようならです。またお会いしましょう。
以下では、この半年間で考えていたことややったこと、そしてその結果などをつらつらと振り返りながら書いていきます。
【目次】
- 動画を作るようになった経緯
- 動画を作成する流れ
- チャンネル育成の試行錯誤
- 再生時間やチャンネル登録者数の推移
- やってみようと思ってやってないこと
- チャンネル登録者数を増やすのに効果的なこと
- 収益化について
- おわりに
動画を作るようになった経緯
今年の5月末から数学動画を作るようになったのですが、まずは動画作成に至る経緯を書いていきます。
もともと、僕は大学で数学をやっていたのですが、卒業後は数学とはあまり関係のない仕事をしていました。その仕事を辞めてから、この雑記ブログを始めました。数学に関しては10年くらいブランクがあったのですが、このブログの中でセンター数学を解いて記事にしてみたところ、結構アクセスがあったので、スピンオフして数学サイトを作成しました。
東大・京大の解説記事なども追加したため、入試シーズンが終わるまではアクセスがあったのですが、新学期が始まるとアクセスは減少。そこで、教科書的な内容をまとめた記事を書き始めました。そうすると、アクセスはどんどん増えて、今では月に30万PVくらいになりました。
仕事の方は、会社を辞めた後にフリーランスでいろいろやっていたのですが、今年の4月末にメインの大きな仕事を失い、かなり暇になっていました。一方、緊急事態宣言があって学校が休校になったりした影響で、数学サイトのアクセスは去年対比ですごく伸びていました。だいたい、4月になると急減するのですが、今年はその後も増え続けました(5月は50万PVを超えて過去最高となっていました)。
数学サイトに動画をのせることは昔から考えていたものの、動画作成はすごくめんどくさいんですよね。ただ、一度だけ、数学動画を作ったことがありました。スタディチューブという学習系YouTuberを集めたサイトで、出題された数学の問題に対してみんなが解答動画を作る「チャレンジちゅーぶ」という企画がありました。そのときに次のような動画を作りました。
このときの話は別にまとめています。動画をアップするにはチャンネルが必要だったので、このときにチャンネルを作るところまではやっていました。この後はずっと放置していました。
しかし、仕事がなくなって時間はあるし、数学サイトのアクセスも増えている今なら、参入してみる価値はあるかな、と思うようになりました。これが動画を作るようになった経緯です。
動画を作成する流れ
2020年5月に動画を作り始めようと決意したのですが、まずは、どのように動画を作るか、どうやって撮影・編集するか、を研究しました。
条件がいくつかありました。まず、「顔出しはしたくない」。本当は声も出したくなかったのですが、声も出さないとなると、この動画が自分のものだと後で主張するのが難しくなることに気づいて、声くらいならいいか、と思い直しました。
あと、手書きもしたくないと思っていました。字がうまくないというのもありますが、他の教育系YouTuberの動画を見ると、字が細かったり小さかったりして、見にくいものがありました。動画を見る環境は、PC、タブレット、スマホで大きく異なりますが、メインターゲットは高校生なので、ほとんどスマホで見られることになると思います。なので、字が大きくて見やすいというのは、マストだと思っていました。
はじめは、iPadで自分の数学サイトを映して画面キャプチャをしながら、僕がページを読みつつ行間を解説するスタイルを考えていました。ただ、行間を解説する際、例えば余白に式や図をかいて、またサイトに戻って、とうまく行き来できるツールが探し出せず、断念しました。
その後も、いろんなツールなどを試した結果、LaTeXで数式を書いて表示し、動画に吐き出すプログラムをPythonで書く、という方式にたどりつきました。
Pythonはほとんどできませんでしたが、別にそんなに複雑な処理をするわけではないし、LaTeXの記法は、すでに数学サイトを作るときに頭に入っていたので、この方法なら、考えていた条件をクリアした動画が作れそうだと感じました。
また、過去に作った動画でも思っていたのですが、撮影しながら話す内容を考えるのは難しいので、字幕を動画に埋め込むようにしました。これは、僕が声を入れるときにも役立つし、見てる人も、聞き取りにくかったところを確認したり、音を切った状態で見ることができたりするので、メリットはあるだろうと思っています。
YouTubeには自動で字幕がつく機能があるのですが、数学の専門用語だと正しく認識されないことも多いし、そもそも複雑な数式を表示することはできません。はじめはこの自動字幕を手動で修正していましたが、今は動画を作る時点で、セリフが字幕表示されるように自分でプログラムを書くようにしています。
結果的に、今は次のような流れで動画を作成しています。
- 動画のネタを考える
- 動画のセリフと板書の内容を決める
- 字幕と板書を表示するプログラムを書く
- 動画(映像のみ)を書き出す
- 声を録音する
- 動画と音声を合わせて完成、アップロード
かなり変わっていますが、僕の動画作成の流れの中に、編集はありません。動画を作り上げる段階で編集が済んでいる状態になっているからです。でも、プログラムを書くのに時間がかかるので、トータルの動画作成時間はあまり変わらないと思います。
今は、週に一回、日曜の夜に公開しています。月曜・火曜でネタを考えて、水曜日に字幕と板書の内容を書いて、木曜・金曜にプログラムを書いて、土曜に音入れをやる、という流れです。土曜もプログラムを書いて、日曜午前に音入れの場合もあります。毎日の作業時間は、1時間から3時間くらい。図形を動かすような動画を作ろうとすると、とたんに作成時間が膨れ上がります。
チャンネル育成の試行錯誤
5月
2020年の5月に動画を作ろうと思いはじめ、いろいろと準備をした結果、5月末に1つ目の動画を作成します。動画の内容は、数学サイトの「よく出る0度から180度までの三角比」という記事の内容をそのまま載せたものにしました。
このページは、ページ単位で見るとかなりアクセスが多いのですが、なぜ多いのか謎です。教科書にこの表がそのまま載っているので、正直いらないんじゃないかと。ただ、記事が見られてるなら、同じ内容の動画も見られるのかな? と思って、この記事とほぼ同じ内容を、動画にしてみました。
動画の中では、図形をいろいろと動かしています。1つ目に作った動画としては技術的にかなりヘビーだったのですが、いい練習にもなりました。これを、数学サイトの「よく出る~」のページに出るようにして、他のページにも表示されるようにしました。
月に数十万PVもあるサイトの結構なページに動画をのせるので、すぐに閲覧数も増えて、チャンネル登録者数も増えるだろう、と思っていました。
しかし、現実には、まったく増えず。閲覧数は、毎日だいたい10前後、しばらくすると1桁でした。
何もないところから閲覧数を稼いでいくのは難しいだろうなとは思っていましたが、アクセスがすでにあるサイトで宣伝しても見られないとはなかなか厳しいものがありました。しかも、無関係な動画ではないのに。
その上、このころから徐々に学校が再開しはじめ、形勢も悪くなりつつありました。
数学ブログのアクセスが急減してる。。。学校が始まったんだな。。。
— なかけん88 (@nakaken88888888) June 1, 2020
厳しい戦いになりそうな予感でした。
6月
とりあえず、はじめは数を打たなくてはいけない、と思って、チャンネルを作ってすぐの6月は、2~3日に1本のペースで動画を作っていました。1本目と同じように、数学サイトでアクセスの多いページをいくつかピックアップして、それに関連する動画を作る、というのを繰り返していました。それを数学サイトの各ページの上部で宣伝しました。しかし、いまいちどれもパッとはしませんでした。
動画は数学サイトとは少し違う路線で行くべきか、と考えていたところ、たまにTwitterで、中学入試の問題が流れてくることを思いつきました。初等幾何の問題だと大人でも考えやすいし、拡散したくなるんだろうな、と。
拡散したくなるようなものを作れば、勝手に拡散される=宣伝してくれるってことなので、中学入試を扱う動画を作ってみることにしました。ただ解くだけではつまらないので、高校数学を使って解いてしまう、という少しネタ的な内容に仕上げました。
灘中学の入試問題を、高校数学を使って大人げない方法で解く、という動画を公開しました!https://t.co/LfJCIeSe6c pic.twitter.com/9Mug7AQMo0
— なかけん88 (@nakaken88888888) June 5, 2020
これは、他に比べて最初のインパクトが少しだけ強く、比較すると、たしかに初速だけは出ているように感じます。が、減速後はほぼ同じ。
数学サイトの記事をそのまま解説するのではなく、関連するような内容も作ってみました。少し邪道な感じのする内容ですが。
新型コロナの影響で授業が進んでいない学校に配慮して、高校入試から三平方の定理を除外する、というニュースが出たときには、15秒で示す三平方の定理というネタ的な動画をすぐに作ったりもしました。
15秒なのですぐに終わるからか、視聴回数は多めでした。
この時期は、中学入試を高校数学を使って解く、というネタ的な動画と、数学サイトから適当にピックアップした記事に関連する動画、この2本を毎週作るという流れになっていました。動画をアップした瞬間は閲覧数は増えるものの、アップしないと閲覧数はかなり減ります。なので、アップし続けるしかないという罠(?)なのです。
7月・8月
7月に入って、数学サイトのいろんな記事に関連する動画は、そんなに反応がよくないことがわかってきました。まぁ、普通に記事を読めばいいから、それはそうかな、という気持ち。なので、別の内容に変えてみようと考えました。
数学サイトでは、センター試験、東大、京大の過去問を載せているのですが、他の大学の問題は載せていません。載せ始めるとどこまで載せるべきか悩ましいからです。大問を数個載せるのも見た目がいまいちな気がするし、かといって全問載せるのは負担が重い。なので、他大学は載せていませんでした。
そこで、いろんな大学の問題をピックアップして、ピンポイントで解説動画を作ってみることにしました。まずは、難しそうな私立大学の医学部の問題を選びました。私大医学部ってキャッチーそうだし。
この問題は内容的にもおもしろかったので取り上げたかったというのもあります。これはわりと反応が良かったので、これ以降、中学入試と私立医学部入試という、変な2本柱で更新していくことになります。週に2本のペース。
しばらく更新していくと、次の動画の反応が良かったです。
公開直後にすごく視聴回数がかなり伸びています。その後は1日10回前後で落ち着くのですが、公開直後にこれだけ見られたのは初めてでした。
このときは動画を公開した直後に次のようにツイートしていて、このツイートが少し拡散されたというのがあります。
※ お知らせ:筑駒中入試の整数問題を数学の問題と思って解く、という動画を公開しました。https://t.co/3xRZW6SF1J pic.twitter.com/oV2taZ4A3L
— なかけん88 (@nakaken88888888) August 3, 2020
このツイートはいいねもついてリツイートもされていましたが、リツイートの内容を見てみると、動画までは見ていない人も多そうでした。まぁでもリツイートされていろんな人の目に触れたおかげで、閲覧数は多くなりました。
このように拡散されていくのを期待していたのですが、実際に拡散されたのはこれくらいでした。
9月以降
その後は、「高校数学で解いてもおもしろい、中学入試の問題」のストックが減ってきたことと、短期間での仕事が見つかった(9月・10月)ことが重なり、大学入試の解説だけを行うようになりました。週に1本のペースです。大学も、はじめは私立大学医学部にしていましたが、国立大学も対象に入れるようにしました。
大学入試の問題は、問題文があまりに長いものは、動画にしにくいので対象外にしています。私立大学の医学部の問題は難しい問題が多いのですが、問題文が長いものが多く、動画にしづらいものがたくさんありました。選択肢の中から答えを選ぶ問題もあり、これも選択肢を全部動画にのせると見にくくなるので、動画にはしづらいです。国立大学の問題の方が、私立大学医学部に比べると比較的問題文が短く、問題も選びやすくなりました。
11月以降は、9月10月にやっていた短期間の仕事がなくなり、また時間に余裕ができるようになりました。しかし、なんということでしょう、もう週に2本作れる体には戻れません。週に1本作るのが限界、むしろこれを死守するために頑張る、という状況です。
再生時間やチャンネル登録者数の推移
こうして、はじめは週に3本、途中で週に2本、今は週に1本のペースでアップするようになりました。週に1本にしてからしばらくは視聴回数・再生時間が減った気がします。動画をアップした直後は、チャンネル登録した人が通知から見てくれたり、僕がツイッターで宣伝したのを見てくれたり、数学サイトに載せたのを見てくれたりするのですが、これが続くのは1日か2日くらい。それ以降は、他の動画と同じく、たまに見られるという感じになります。
動画をアップし始めるようになった5月末以降の、日ごとの視聴時間の推移はこのようになっています。
10月以降だけを抜き出すとこんな感じ。縦線の入っているところは日曜日で、このときに動画をアップしています。
動画をアップしたときにピークが来ていることが多いです。やはり、少なくとも、更新し続けることが大事そう。
チャンネル登録者数は、はじめは動画をあげるたびに順調に増えていったものの、こちらも動画をアップする頻度が下がると、伸び幅も縮みました。日ごとに見ると、純減しているときもあります。まぁ、下がるほど増えてきたんだなと思うようにしていますが。
順調に増えているものの、加速するわけでもなく、ひたすらに線形にしか伸びてないですね。
宣伝するところ(数学サイト)があるので、昔の動画も見られる機会はあり、しかも、動画の対象者に宣伝できているので、本当に何もないところからチャンネルを育てている人に比べれば、かなりやりやすい環境だとは思います。
閲覧数のわりには、高評価の数が多いと思います。視聴回数が数百回くらいの動画でも、1桁後半くらいの高評価がついていることもあります。僕は高評価ボタンも低評価ボタンもほとんど押すことはないので、結構みんな高評価ボタンを押してくれるんだなぁ、という印象です。
低評価ボタンが押されることもありますが、動画のターゲット層じゃなかったかもしれないな、と思っています。低評価を押した人が、なぜ低評価だと判断したのか、その理由はわからないので、こちらとしては何もできない感じです。
ちなみに、1年前に1本だけあげていた動画は、結構見られていました。今の時点で、1400回を超えていて、高評価は32件。動画をアップし始める前のデータはこの動画しかなく、これが結構見られていたから、他の動画もすぐにみられるようになるんじゃないかと思っていました。しかし、今年アップした動画で、一番見られているのは先ほど載せた、筑駒の問題。視聴回数は1000回少しで、高評価は16件。1本目が実はすごく特殊だったんだな、というのが後になってわかりました。
1年前に1本だけあげていた動画では、チャンネル登録をしてくれていた人が10人くらいいました。このタイミングで参入していれば、もっとスムーズにチャンネルを育てられたかもしれません。ただ、その時点では動画を作る技術を身につける時間がなかったので、残念ですがしかたないです。
やってみようと思ってやってないこと
これはやってみようと思って結局やってないことなのですが(じゃあなんで書くんだ)、わからない問題とか説明してほしいことを募集して、それをzoom上でその人に説明しているところを撮影し、編集してYouTubeにアップする、という企画を考えていました。
事前にLINEで打ち合わせて(LINEのビジネスアカウントを使えばよさそうで、これは作成済)、内容が大丈夫そうなら、zoomでミーティングをするという流れ。僕はオンラインで家庭教師もやっているのですが、それと同じようにすればいいかなと思っていました。zoomのホワイトボード機能を使って会話すれば、お互いに顔を出さなくてもいいし。
その後の編集がめんどくさそうだけど、ネタはいくらでもありそうだし、出たい人がいればうまくまわるんじゃないかと思っていました。
が、募集をかけても応募はなく(LINEでの友達登録は何人かあったけど)、編集がめんどくさそうで僕もあまり乗り気じゃないのもあって、結局案のまま終わっています。顔も出ないし、YouTubeの動画に出てみたい人って多そうだと思ったんだけどなぁ。ニーズがあれば動画編集の仕方もちゃんと調べようとしてましたが、なかったので結局さぼっています。
チャンネル登録者数を増やすのに効果的なこと
僕のチャンネルはほとんど登録者数が増えていなくて、増えていきそうな気配もしませんが、どこかで読んだ、「YouTubeは、SNSだ」というのが、かなり納得感がありました。
YouTubeというと、動画を作って、それを視聴者が見るという一方通行のメディアのように見えるけれども、実際にはLIVEやコメントなどでのやり取りをしながら育てていくこと、SNSと思って使うことが大事なんだ、というのをどこかで見ました。
たしかに、内容がいいだけで勝手に見られていくことって少なくて、双方向のメディアだと考えて行動することが、チャンネル登録者数や固定の視聴者を増やすのに効果的だろうなぁと思います。
僕はそもそも友達も多くないし、双方向のコミュニケーションをうまくやっていける能力はないので、このあたりをうまくやって劇的にチャンネル登録者数を増やすことは無理そうです。
収益化について
YouTubeに広告を貼るためには、現在、「チャンネル登録者数が1000人以上」「過去1年間の総視聴時間が4000時間以上」の2つの条件をクリアしないといけません。
僕のチャンネルでは、登録者数が300人ちょっとなので、1/3くらいまで来ていますが、総視聴時間が400時間程度と、1割しかいってません。
普通、しょうもないダラダラとした動画をアップすれば総視聴時間は稼げるけど、チャンネル登録まではしてくれないので、チャンネル登録者を増やす方が難しいらしいです。しかし、僕の今の動画の作り方だと、1つの動画が10分を超えることはないので、めちゃめちゃ視聴回数が多くないと、総視聴時間が稼げないのです。そのため、総視聴時間の条件が厳しいです。
収益化の道が遠すぎます。
あくどい手法で広告収入を稼いできた過去のYouTuberのせいで、こういうハードルが設定されたんでしょう。まぁそれはわかるのですが、新規参入者にとってはかなり高いハードルです。広告が貼れるまで、YouTubeのコンテンツの数を増やすのに貢献しながら、搾取され続けているのだなぁ、と考えると、悲しくもなってきますね。
ただ、広告が貼れるようになっても、収入は少ないでしょう。数学サイトへのアクセスが数十万PVありますが、閲覧者のほとんどは高校生です。彼らは広告をクリックしないし、スマホだと表示される広告数も限られるし、そもそも収益性の高い広告が表示されることもほとんどなさそう。こうしたことが、サイトの広告収入から感じられるからです。
では、いったい何のためにやってるんでしょうね。自分でもよくわかりませんが。
おわりに
爆発的に成長したチャンネルか、底辺チャンネルの話題ばかりが目立つので、細々とチャンネルを育てている例として、自分のチャンネルのことを書いてみました。長い戦いになりそうですが、これからもしばらくは細々と育てていきます。
他のYouTuberや、これからYouTuberになろうと思っている人の参考になれば幸いです。