パナソニックのスチームオーブンレンジまとめ
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パナソニック(Panasonic)のスチームオーブンレンジはいくつか販売されていますが、どんな違いがあるのでしょうか。
ここでは、それぞれの機能の違いを見ていきながら、パナソニックのスチームオーブンレンジの紹介をしていきます。
ざっくりとした概要
パナソニックのスチームオーブンレンジは、現在、以下のようなモデルがあります。いずれも、「ビストロ(Bistro)」というブランド名がついています。
名前が似ていてややこしいですね。最後の方についている数字で区別しましょう。数字が大きいほど、性能がいいです。
ざっくりいうと、NE-BS6A は、スチームオーブンレンジの入門レベル、NE-BS8A は標準レベル、NE-BS9A と NE-UBS10A は最強レベルといった感じです。
サイズは、NE-BS6Aだけが25Lで、他は30L です。
以下では、それぞれの性能の違いについて、主な機能に分けて細かく見ていきます。
オーブン機能
まずは、オーブン機能の比較です。
NE-UBS10A | NE-BS9A | NE-BS8A | NE-BS6A | |
---|---|---|---|---|
温度 | 70-300℃ | 80-250℃ | ||
最高温度制限 | 最大5分、その後は230℃ | 最大5分、その後は210℃ | ||
発酵 | スチームあり(30-65℃) スチームなし(30-65℃) |
スチームあり(30-45℃) スチームなし(50-65℃) |
スチームあり(35・40℃) | |
加熱方式 | 2段調理 コンベクションオーブン |
1段調理 上下ヒーターオーブン |
||
スチームプラス | あり | なし |
NE-BS6Aかそれ以外か、で違いがありますね。
温度 は、250℃まででもよければ、NE-BS6Aも選択肢に入ります。 300℃まで必要なら、NE-BS6Aは落選 です。
発酵 は、パンなどの調理で使います。タンクに水を入れなければ、自動的にスチームなしになります。
NE-BS6Aは、サイズが他よりも小さい25Lということもあり、段数は1段です。他は2段です。庫内に風を送って温度を上げる コンベクションオーブンかどうか、という点も違っていますね。
スチームプラス は、オーブン調理の途中でスチームを追加できる機能です。NE-BS6Aにはついていません。
作りたい料理の最高温度や、サイズによって、NE-BS6Aかそれ以外かを選択しましょう。
グリル機能
次は、グリル機能です。
NE-UBS10A | NE-BS9A | NE-BS8A | NE-BS6A | |
---|---|---|---|---|
加熱方式 | 大火力極め焼きヒーター | 大火力平面ヒーター | ||
両面・片面 | 両面グリル | |||
時短スチーム | スピードエリア加熱 | エリア加熱 | ||
ヒートグリル皿 | あり |
グリル機能は、真ん中で割れていますね。
NE-UBS10A と NE-BS9A には、大火力極め焼きヒーター がついています。大火力平面ヒーター よりも立ち上がりが早く、パワフルです。火力の違いがおいしさの違いにつながります。
また、調理時間も短くなります。例えば、トーストであれば、大火力平面ヒーターなら5分程度かかりますが、大火力極め焼きヒーターなら4分程度で完成します。
スピードエリア加熱 は、最高900Wのヒーター出力で、庫内の中央部分を重点的に加熱し、はやく焼き上げる機能です。エリア加熱 は最高650Wで加熱します。
グリル機能にどこまで求めるかで、上位2つか、下位2つか、選びましょう。
スチーム機能
次は、スチーム機能です。
NE-UBS10A | NE-BS9A | NE-BS8A | NE-BS6A | |
---|---|---|---|---|
発生方法 | タンク式 650mL 過熱水蒸気 |
タンク式 600mL 過熱水蒸気 |
||
時短スチーム | スピードスチーム機能 100℃・95-60℃(低温スチーム) |
|||
スチームあたため | あり |
スチーム機能は、それほど違いはありません。
レンジ機能
次は、レンジ機能です。
NE-UBS10A | NE-BS9A | NE-BS8A | NE-BS6A | |
---|---|---|---|---|
自動最大出力 | 1000W | |||
最高出力制限 | 最大5分、その後は700W | 最大3分、その後は600W | ||
手動出力 | 800・600・500・300 150W・300Wスチーム |
|||
センサー | 高精細・64眼スピードセンサー | スイングサーチ赤外線センサー | ||
2品同時あたため | 対応 | なし |
自動最大出力は、どれも 1000W です。しかし、NE-BS6A だけは、他と比べて時間の制限が厳しいです。
センサー のうち、高精細・64眼スピードセンサー は、庫内を64のエリアに分けて、瞬時に温度を測定できるセンサーです。一方、スイングサーチ赤外線センサー は、庫内を左右にスイングしながら庫内の温度を測定するセンサーです。
高精細・64眼スピードセンサーのほうが性能がよく、食材の温度変化にすぐに対応できるため、好みの温度にあたためることができます。ふきこぼれの防止にも役立ちます。
2品同時あたため は、冷凍ごはんと冷凍おかずなど、種類の違うものを同時にあたためる機能です。高精細・64眼スピードセンサーで低温部を察知し、そこをねらってあたためることで、2品同時あたためを実現しています。
解凍機能
解凍機能の比較表です。
NE-UBS10A | NE-BS9A | NE-BS8A | NE-BS6A | |
---|---|---|---|---|
解凍 | 全解凍・半解凍 | |||
サイクロンウェーブ | あり |
違いなしです。
解凍 は、「芯までほぐせる解凍」と名付けられています。
まず、立ち上がりのはやいヒーターが、表面の霜をとかします。サイクロンウェーブ加熱により、マイクロ波がらせん状に放たれることで、食材の中心部から解凍します。解凍ムラもおさえられます。
基本機能
レンジの基本機能について整理します。
NE-UBS10A | NE-BS9A | NE-BS8A | NE-BS6A | |
---|---|---|---|---|
容量 | 30L | 25L | ||
庫内形状 | フラット | |||
ドアの開け方 | たて開き | |||
色 | ブラック・ホワイト | |||
主な付属品 | ヒートグリル皿1枚 角皿2枚 |
ヒートグリル皿1枚 |
冒頭でも書きましたが、NE-BS6Aだけが少し小さなサイズです。他には大きな違いはありません。
次はサイズです。
NE-UBS10A | NE-BS9A | NE-BS8A | NE-BS6A | |
---|---|---|---|---|
外形(mm) | 494 x 435 x 370 | 494 x 445 x 370 | 500 x 400 x 347 | |
設置条件 | 背面ピッタリ 左右ピッタリ 上方8cm |
背面ピッタリ 左右2cm 上方8cm |
||
質量(kg) | 約19.9 | 約19.8 | 約19.6 | 約15.7 |
外形は、幅・奥行・高さ の順です。
設置条件は、指定された距離以上あける、ということです。
NE-BS6A はサイズが一回り小さいですが、左右は2cm以上開けないといけないので、わりと幅をとることに注意しましょう。