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後で払うかもしれない「無償」って何なんだろう

これを読みました。

大学在学中は授業料無償化し卒業後納付 首相に提言提出 | NHKニュース

タイトルだけを見ると、これを無償化というのはどうなんだろうという気がします。卒業後に納付することを無償化というのなら、住宅ローンも「無償化」と言える気がするし、そもそもすべての借金が「無償化」と言えてしまう気がします。

これはひょっとしたらタイトルが悪いのかもしれないということで、中身も読んでみましょう。ニュースの本文では、こう書かれています。

大学などに在学している間は授業料を無償化し、卒業後に一定の年収を超えた場合に、収入に応じて国に納付する新たな制度を検討

大学を卒業した後の年収が、ある金額を超えなければ支払は無しで、ある金額を超えたら年収に応じて払うということですね。ニュースの見出しだと、卒業後に絶対に全額払わないといけないようにも見えますが、そうではなさそうです。

しかし、ここまで読んでも、やはり、これを無償化というのはどうなんだろう、という気がします。普通、これは「出世払い」というんじゃないでしょうかね。「無償」と言っておいて、後から「やっぱり払え」っていうのは、どう考えても無償ではないです。

安倍総理大臣は3日、憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を明らかする中で、具体的な改正項目として、大学などの高等教育の無償化などを例示しています。

ここはニュースの最後の方ですが、この部分では省略されて「高等教育の無償化」となっています。こうして「無償化」の部分だけが一人歩きすることを見越したネーミングなんでしょうねぇ。実際には、条件付き無償化なんですけど。携帯会社がやっていた「実質ゼロ円」のような手法を、政府も使ってしまうんですね。

貸与型の奨学金なのに、返済義務がない奨学金だと思っていたというトラブルが少し前から問題になっているようですが(個人的には、普通それは確認するんじゃないかと思うけど)、そういったトラブルをさらに悪化させる政策のように思います。紛らわしい名前を付けると、政策自体はキャッチーになるけど、問題の原因をわざわざ作りにいってるようにも思えます。

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