「まとまった時間」と「まとまった金」
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よくある妄想話に、「宝くじ当たったらどうする?」っていうの、あるじゃないですか。3億当たったらどうする? みたいなの。大体、まず家を買う、そして車、後は旅行や趣味に使って、残りは貯金、みたいなやつね。もしくは、豪遊したり、欲しいものをかたっぱしから買ったりとかっていう人もいるでしょうね。そして、もちろん、仕事は辞めるっていうね。
まぁ、こういう妄想は楽しくもあり、むなしくもあるわけなんだけど、一方で、実際に宝くじに当たった人が人生終わっちゃうっていう話もよく聞くわけですね。いきなり今まで見たことない額のお金を目の前にして、どう使えばいいかわからない、と。それで金銭感覚がおかしくなって生活自体が狂っちゃうっていうやつですね。他にも、知人にだまされたり、株や事業に投資したけど失敗したりして、逆に借金を抱えてしまったりとかね。
で、こういった話は、お金じゃなくて時間についても同じじゃないかな、って思ったわけです。突然まとまった時間が手に入っちゃうと、何をしていいかわからなくなる。そして、人生終わっちゃう方向に行く人も出てきてしまう、と。これを読んで思いました。
犯罪者予備軍は、あなたのすぐ隣にもいる… | kuroihikariの日記
仕事がない、金もない、しかし、時間はあるっていう人には、同じような境遇の人がたくさんいて、金もかからなくて、時間がどんどん消費できちゃう、ネットの世界はとても快適。なので社会的弱者が集まりやすいんですよね。
犯罪者がネット廃人だったからといって、ネットが悪いんじゃない。ネットは、社会が社会的弱者を押し込んだ場所なのだ。社会から追いつめられた人がネットに逃げ込み、さらに追いつめられて爆発し、犯罪に走る。犯罪者がネットにいたというのは、社会的弱者であった犯罪者が追いつめられた「結果」であり、ネットが犯罪の「原因」ではないんですね。
もちろん、どういう理由でも犯罪はダメですが、社会が見たくないものを見ないようにしても、問題は解決しないんですよね。僕も無職になってしまったんで「まとまった時間」の使い方をちゃんと考えていかないと危険ですね。