今日も8時間睡眠
888文字のブログです

ワンピースについていけなくなった

数年前の話ですが、知り合いから「ワンピース、おもしろいからぜひ読んでみて」と言われて読むことになったんですね。その時にはすでに人気漫画になっていたので、僕も気にはなってたんですよね。かつて、1巻を少し立ち読みしたことがあったんだけど、少し油断していたのもあって、「腕が!」のシーンで若干うるっときてしまったんですね。「この調子で行くと本屋で泣いちゃうかもしれない、危険だ!」と思って、この時は退散しましたが。

で、ワンピースを読んでみたんですけど、とても面白かったんですよね。いつもは明るく楽しそうにしているけど、実は悲しい過去を抱えていたり、弱い部分を見せれなくて悩んだりする、ルフィの仲間たち。そして、そんな仲間を助けるためなら、自分がどんな危険な目にあっても手を差し伸べる船長ルフィ。彼らが旅をしながらそういう友情をはぐくんでいくというのが読んでておもしろいのかなぁと思っていました。

そして、そのおもしろさをよりレベルアップさせるための「伏線」ですよね。あのシーンがここにいかされているのか! というのが数巻後に効いてくるっていうのがいいですよね。こうすることで、今まで読んでいた読者を飽きさせなくしているし、よりストーリーに引き込ませることが可能になっているんだろうなぁと思います。

ただですね、それは逆に「新規参入」を拒んでいることにもなっちゃうんですよね。

初期から多くの伏線を張っているこれらの漫画を、何の予備知識も無い人が、ジャンプでいきなり目にして面白がれるかどうかは疑問ですし、改めて1巻から読めというのも中々難しい話ではないでしょうか。 アクション型からRPG型へと変わっていくジャンプ漫画 | 脳髄にアイスピック

僕もたまにしか読まないんで、過去の話を部分的に忘れちゃったりするんだけど、もう読み返すには道のりが長すぎるんですよね。あのシーンどこだっけ? と探すのも大変。さらに、登場人物の数が多すぎてもう覚えきれないんですよね。人物数のインフレがすごい。一度読んだ人でさえこういう状態なんだから、まったくの新規の人にとっては参入のハードルはかなり高いですよね。

(888文字)

バックリンク