今日も8時間睡眠
888文字のブログです

「追いつめられない、動揺しない」ってのは、強い。

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第3回将棋電脳戦。ニコニコ動画で行われていた、人間対コンピュータの将棋対決。正直、興味はあったものの、僕自身あんまり将棋に詳しくない(ルールは知ってるけど、小さい頃にちょっと指してた程度)ので、今まで見たことはなかったんですが、今回の第5局は少し見ていました。

僕が見ていた第5局は人間側が負けてしまい、全5局の成績は1勝4敗。僕は正直どっちの方が今優勢か、ってのがわからないくらいの素人ですが、見ていた第5局は途中で人間側が優勢だった局面もあったようで。終盤では、人間側が何度も席を立って、残り時間も少なくなって、重々しい空気であることはこちらにも十分伝わってきました。最後は見ているのがつらいくらいでした。

冷静に淡々と打ち続けるコンピュータとはやりにくいと思います。相手が人間だったら、変な手を打ってきた時に、「相手が間違った、へまをした」って考えると思うんですよね。もちろん、自分に読めてない手があるんじゃないか、とも考えるはずですが。相手がコンピュータの場合は、「自分に読めてない手があるかも」とこちらが悩む時間が増えると思うんですよね。相手は何を考えているかわからないし、基本的には大きなミスはしないはずなので。精神的に追い詰められるので、人間側はとても疲れると思います。なので、終盤は特に人間側には不利になっていくんじゃないですかね。やっぱり、疲れない、動揺しない相手というのは手ごわいと思います。

しかし、やはり人間側に勝ってほしいですね。コンピュータも人間が作ったものであり、開発者も人間ですので、もちろん開発者にもドラマはあると思います。しかし、プロ棋士にはプロ棋士のドラマがあります。コンピュータにはなくて人間が持っている、勘や想像力。それらを武器に人間がやはり勝つんだっていうところを見たいですよね。

「もう、羽生さんに出てもらうしかないのか」っていうような声をネットでよく見かけます。それは今まで出ていただいた棋士に失礼だろう、とは思いますが、やはり羽生さん対コンピュータの試合は見てみたいですね。見る方の期待が高い分、プレッシャーは相当だと思いますが。。。

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