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888文字のブログです

資料作りがうまくいかないのは、ほんとに部下のコミュニケーションが問題なのか?

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ダメダメな上司は誰に対して使う資料なのか、どの資料のどこの部分に使うのか、どのようなイメージなのかを共有しません。何が発生するか? 自分なりに要点を抑え、気を利かせ、シコシコ作った資料を持っていった後に、 「あー、違うんだよなぁ。こんな感じが欲しかったんだよ。作りなおしてもらえる?」 なんてことを平気で言います。 資料を何度も作り直させるのは三流以下の仕事 | サイボウズ式

いやぁ、あるあるだわ。でも逆に、あれもこれも指示されると、「じゃあ自分で作ればいいじゃないか」ってなるんですよね、難しい。

指示する方は、全部丸投げも全部指示もどっちもダメですよね。どこで誰に何を言う(もしくは、してもらう)ための資料なのかを指示するときに言うべきでしょう。また、指示された方もいきなり完成版を作るのではなく、「こういう構成で、こういうストーリーで作りますがいいですか?」と作成前に確認しておかないといけません。

しかし、言うのは簡単ですが多くの人はできないんですよね。そもそも指示を出す人が、資料の目的がわかってないという残念な場合があります。上司の上司からの「作っといて」という指示を、そのまま下に投げちゃうという。なので、どういう資料を作るか相談されてもわからない、という。このケースでは部下はどうすることもできないんですが。

そういう人に限って、若い奴はこっちの意図がくみ取れないとか、コミュニケーション能力がないなどと批判するんですよね。いやそれあんたが悪いんでしょうと。

指示を受ける方にも、資料用のデータを集め出したり、テンプレートを検索したりと、本質的でないところから手を付ける人がいます。それをやっちゃうと、後で全面改訂食らったり、締め切りに間に合わなかったりします。「こんなむちゃな仕事を振るなんて、上司はおかしい」などと批判するかもしれませんが、それは資料作りの進め方が悪いんでしょう。

コミュニケーション能力、って何を指すのかいまいちはっきりしませんが、はっきりしていないがゆえにいつも悪者になっている気がします。別のところにある本来の問題を覆い隠すには便利な言葉なんですよね。

(888文字)