辞めれないバイト
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これ読みました。
学生アルバイトの姿が、今、大きく変わっています。 学生たちから、過剰な負担を強いられていると悲痛な声が上がっているのです。 NHK NEWS WEB アルバイトが学生生活を脅かす
「そんなバイト、辞めればいいのに」と言いたいところですが、そう簡単にはいかないようです。
労働者(学生)の論理
「親の給料下がる ⇒ 子供への仕送り減る ⇒ 学生は生活のためにバイト ⇒ 辞めたくても辞めれない」
仕送りが減った現在では、アルバイトはこづかい稼ぎではなく、生活基盤を支えるもの、必要不可欠なものになってしまった。こういう追いつめられた状況では、学生の立場は弱いため、時給が低いのに過剰な労働を強いられるようになってしまった、と。逃げ出す学生もいるんでしょうけど、まじめな学生ほど正直に従ってしまうんでしょう。
最近は外国人バイトも増え、時給が安くても人が集まってしまいます。これも、低賃金で働かざるをえない理由の一つでしょう。
奨学金という手もありますが、正社員になれるかわかりません。将来返せなくなる可能性が昔よりもぐっと高くなってしまいました。奨学金は将来追いつめられる要素になりえるので、手が出しにくいんですよね。
雇用者(店)の論理
「客を呼ぶために販売価格を下げる ⇒ 人件費下げざるをえない ⇒ 無知な学生を安い給料で雇ってたくさん働かせる」
雇用者にとって、文句も言わずに低賃金で働いてくれる労働者は宝物です。歳をとってる人を雇うと、自分より年下の店長に歯向かうことがあるかもしれない。外国人を雇えば、言葉や文化の違いでトラブルが起きるかもしれない。しかし、学生バイトならこれらのリスクは小さい。
なので、雇用者側は、「期待してる」とかいって有頂天にさせたり、責任を負わせて逃げれなくして、学生バイトを雇い続けようとしてるんでしょう。
消費者(おっさん)の論理
「おっさんの給料下がる ⇒ おっさんのこづかい下がる ⇒ おっさんが喜んで激安居酒屋に通う」
おっさん。。。
まとめ
上の世代のしわ寄せが、下の世代に来ているという絵ですね。爆弾回しをしているだけのようにしか感じませんが。