「自分から動け」と「勝手に動くな」
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これ、読みました。会社にいる問題児について、です。
社長は普段から、「社員がなかなか自分から動かない」と言っていた。「もっと指示を待たずに、自分から動いてくれるといいのに」とも言っていた。 しかし、実際にそのような人が出てくると、今度は「周りの意見を聞かず、勝手に仕事を進めてしまう」という。 「自分から動ける人」と、「自分勝手に仕事を進めてしまう人」との微妙な差 | The Huffington Post Japan
「自分から動け」と「勝手に動くな」。これは全然矛盾してないと思いますね。両方とも、「俺の考えてる通りに動け」ってことですからね。
「俺の理想」っていうのがあるんでしょう。そして、その理想に合致してない人には不満を抱くというわけですね。止まってる人にも、違う動きをしている人にも不満を抱くわけです。そして、その「俺の理想」というのは、普段の俺の言動から理解しろ、と。それが理解できることこそが「コミュニケーション能力だ」ってことなんじゃないですかね。
ちょっと夢見過ぎ、っていうか、楽しすぎじゃないかな、と思いますけどね。
経営者や管理職は、社員に「指示待ち」になってほしくなければ、やはり適切な人に明確に権限を預けなくてはいけない。 「うちの会社には自分から動ける人が少ない」と経営者や管理職が嘆くのは、殆どの場合原因は本人にあるようにも見える。
うーん、権限の問題ですかね。リスクを回避して指示待ちになるような人に権限与えても、あんまり意味ないんじゃないかなぁ。権限が与えられれば、失敗した時のダメージがより大きくなるので、さらにリスクを回避したくなるんじゃないですかねぇ。
「俺の理想」っていうのはどういうもので、それを実現するためにどうやって業務に落とし込んでいくのか。経営者、管理者、社員が意思疎通を行って、共通認識を持つことが、根本的な解決だと思います。両者が話し合うというのが大事であり、推して知るべしではいけないと思いますね。片方だけのコミュニケーション不足が問題ってことはないでしょう。経営者が「いい結果待ち」になっている可能性もあるんじゃないでしょうかね。
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