血液型と性格の無関連論文について

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これを見ました。

今のところ「関係ある」の票数が多いのですが、コメントでは「こんなの信じる人いるんですね、信じられない」みたいな否定的な意見が多いですね。

この話の元ネタは、少し前にニュースになった、この記事ですね。

日米1万人以上を対象にしたアンケート結果から、血液型と性格との関連性に科学的根拠はないという結論を出したんですね。で、ニュースの中身を見てみると、こう書かれています。

計６８項目の質問に対する回答のうち、血液型によって差があったのは「子供の将来が気にかかる」などの３項目だけで、その差もごくわずかだった。このため「無関連であることを強く示した」と結論づけた。

ここに出ていた質問項目が、ちょっとひっかかったんですよね。子供の将来の心配でどんな性格がわかるんだろう、と。気になって、論文を見てみたんですね。そうすると、他にはこういう項目がありました。項目はたくさんあるので、一部だけ引用します。

ほかの人の生活水準を意識しているお金を貯めることが人生の目的だ健康上の不安を感じている忙しくて先のことを考える時間がない先のことは不確実だから考えても無駄だ仕事は生きがいにつながる血液型と性格の無関連性

これ、性格っていうか、考え方じゃないかなぁ。「性格」を辞書でひくと、こう書かれています。

その人が生まれつきもっている感情や意志などの傾向。性格とは - コトバンク

つまり、学習して考えたものじゃなくて、より本能的なことを聞かないとわからないんじゃないかなと思うんですよね。この結果で、関連なしにしちゃうのは、結構強引なんじゃないかなぁ。

「ない」ことの証明はとても難しいんですよね。だから、この議論は、「関連ある」が証明されるまで永遠に続くと思うんですよね。で、もし「関連がある」と示されるとすれば、血液と脳との関連、脳と性格との関連が解かれる必要があると思います。アンケート結果を使ったところで、証明にはならないでしょうね。

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