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昨日の金融緩和で、増税確定かも

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昨日、日銀が金融緩和をしましたね。

日銀は31日に開いた金融政策決定会合で、追加金融緩和を賛成多数で決めた。 (中略) 上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(REIT)の保有残高は、ともにこれまでの3倍に増やし、それぞれ買い入れペースを年間約3兆円と年間約900億円に増やす。 日銀、追加緩和を決定 資金供給10兆~20兆円拡大 :主要金融ニュース :マーケット :日本経済新聞

「金融緩和なんて自分の生活には関係ないや」っていう人もいるかもしれないけど、昨日のニュースはそうじゃないと思いますね。この金融緩和で、10%への消費税増税がほぼ確定したと思います。

ここ最近の日本株の好材料は、とても規模が大きい。「補正予算を年内にまとめる」っていう話も出てたし、昨日の朝刊には「年金基金が日本株の比率を上げる」というニュースも出ていました。そこにこの金融緩和。債券も買うけど、株も大量に買うということで、昨日の日経平均は大幅に上昇しました。

消費税10%への増税を実行するかどうかの判断は、今年の12月にされると言われています。株に対する上記の好材料の影響が、そこまで続く保証はありません。しかし、大きな海外要因などがなければ、株価は高水準のまま12月を迎えることになると思います。

増税の判断に一番影響を与える材料は、11月に発表される7月~9月のGDPだとは思いますが、そんなによくないかもしれません。政府も、今年4月の増税の影響が想定していたよりも長引いていると感じているのではないでしょうか。その7月~9月のGDPがそれほどよくなかった場合、普通なら消費税10%への増税は、後にずれるか見送りとなるはずです。しかし、もし株価が高水準で推移していたとすれば、「過去の数字は悪かったけど、株価から見た将来の期待は明るい」というように説明できてしまいます。ほんとは、期待ではなく、需給の影響で株価がゆがんでいるだけなんですけどね。

今回の金融緩和が株価に影響を与え、それが増税判断に影響を与えた、という意味では、昨日の金融緩和は日本で生活している人全員に関係があったニュースだったと思います。

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