外国人に話しかけて撃沈した話
🤣
前に「普通の人が英語で困るのは、外国人に道を聞かれた時くらいだ」と書きました。
「学校で英語を勉強したのに、英語が話せない」という批判 | 今日も8時間睡眠
で、よく考えたら僕も困った経験がありました。
一月一日。東京。駅から自宅への帰り道。その途中、老夫婦が道端できょろきょろしていました。どうみても外国人です。どうみても日本語NGです。ですが、この時の僕は勇者でした。果敢にも話しかけてみました。「May I help you?」とかって話しかけたと思います。
が、即後悔しました。その老夫婦は、道に迷ってはいませんでした。
「ディナーが食べたい、レコメンドな店ある?」と。
いやいやいや。ないないない。いくら東京といえども、一月一日から開いてる、外国人におススメできるディナーなんてないよ、と。しかも、この時点で21時。平日でも店が閉まり始める時間帯。
目の前にマクドナルドがあったけど、ここは嫌ってことなんでしょうね。まぁそうでしょう。海外に来て、世界中で食べられるものを食べる、これが嫌なのはわかります。
「日本では、正月に料理をしなくてもいいようにおせちというものを事前に作っておいて、それを食べるんです。なので、正月は、働かないし、料理しないし、外食もしないんです」
という日本文化を紹介する英語力が僕にはなかったので、とりあえず店を考えました。
でも、正月から開いてる店って、チェーン店しか思いつきません。その中でも日本っぽい店なぁ。
そこで、やっとのことで出した答えが「大戸屋」。牛丼屋より格上だし日本っぽい。食べログには、「無休」って書いてる。一応、閉まってたらごめんね、という予防線を張る。で、方向が一緒だったので、誘導。途中、「アメリカから来た」などの軽い話をしました。
で、大戸屋に着いたら、なんと休み。でも、「途中でよさげな店があったからそこにする」と老夫婦は言って、反対方向に歩いて行きました。たぶん、ラーメン屋さんかな。
いやでも、さすがに、正月ディナーは無理ゲーだわ。
おもしろい体験だったんで、後日、友達に報告すると、「アメリカにも大戸屋あるよ」と。「え?」っていう。