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888文字のブログです

問題と同じ次元で解決策を出しても、また同じ問題が発生してしまう件

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例えば、スーパーマリオってあるじゃないですか。あのゲームでは、一番初めにクリボーが出てきます。その敵に対して「左に戻る」という解決策はあるんだけど、その解決策は問題を根本から解決するものではありません。しばらくすると同じ問題が発生してしまいます。結局、踏んで倒すか、飛び越えるか、どちらかをしないと先に進めません。接触して死亡してしまいます。

これはゲームの話ですが、仕事や日常生活でも似たようなことがあります。問題が発生し、「とりあえず」の処置をする。時間稼ぎの処置をする。しかし、根本的な問題は解決せず、後になって同じような問題が発生してしまう。時には、より大きな問題となってしまう場合もあります。

当面は「時間稼ぎの対応」でもいいかもしれませんが、落ち着いた後に問題の根元を取り除かないと、また同じ問題が起こって同じ対応をしないといけなくなります。根本的に問題を解決するには、次元をあげて解決するしかありません。「この問題にどう対処すればいいか」ではなく、「この問題が発生しないようにするにはどうすればいいか」ということを考えないといけません。

そのためには、発生した問題の抽象化が重要になってきます。発生する問題は、いつも具体的です。その問題を抽象化することで、どこがボトルネックになっているか、構造のどの部分をなおさないといけないのか、が見えてきます。まぁ、ボトルネックがわかったところで、「実は大人の事情があって、そこを修正することはできない」ということは多々あるのですが、それでも問題の抽象化は重要です。問題の発生源がわかれば、より効果的な解決策が見つかりやすくなります。また、今後、大人の事情がとっぱらえそうな局面が発生すれば、即座に手を打つことができます。準備しているかどうかで、その時の対応スピードは全然違ってきます。

「左に戻る」ではなく「ジャンプ」。一次元から二次元になることで、マリオはクリボーに対処できるようになりました。このように、先送りする解決策(前にいる敵から逃げる)ではなく、根本的な解決(前にいる敵を上にかわす)を見つけることが重要だと思います。

(888文字)