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「銭の戦争」の主人公以外にモヤモヤする件

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今期もいくつかドラマを見てるけど、「銭の戦争」も見てる。初回は1月6日で、かなり早かった。正月番組もまだ終わっていない時期だったので、見逃しちゃった人もいるんじゃないかな。初回は2時間だったので、結構な力の入れ方だ。15分拡大とかはよくあるけど、2時間はあまり聞かない。

主人公の父親は小さな工場を経営していたんだけど、借金が返せなくなって自殺。その連帯保証人になっていた主人公は、父親の借金のせいで貯金も仕事も恋人も失うが、そこからはいあがっていくというストーリー。韓国での小説が原作。

主人公は、父親の残した借金の返済に奔走するんだけど、主人公のまわりにいる人たちの反応がすごくモヤモヤする。例えば、借金返済のことで頭がいっぱいな主人公に向かって、主人公の弟が「カネ、カネ、って。そんなにカネが大事かよ」っていうシーンがあった。しかし、「いやそれ大事だろ」としか思えない。借金のせいで家も父親の工場もなくなってるんだから、できる限り元本減らして元の生活に戻ろうとするのが大事だろ、と。弟の方が、「何言ってんだこいつ」って思っちゃう。

他にも、主人公がホームレス生活をしているところを元恋人が発見し、「こんなところで生活して、恥ずかしくないの?」って言うシーンがあるんだけど、「いやいや好きでやってるんじゃないだろ」としか思えない。こいつも何言ってんだ、って感じ。

批難されるべきは、主人公の父親だけだろう。父親が闇金にまで手を出していたことを主人公が知って「どうしてこんなになるまで放っといたんだ」って言うシーンがある。もっともだ。なのに、家族の言い訳が「言えなかったんだ」「心配かけたくなかったんだ」って。何言ってんだこいつら。結局、首がまわらなくなって、借金を残して自殺するなんて最悪の選択肢だ。主人公は、「父親は逃げた」と言ってるが、そのとおりだ。

ドラマの中で、主人公はまわりの人たちから非難されまくってる。でも、父親の残したよくわからない借金を返済しようと決心し取り組んでいる時点で、称賛されるべきだと僕は思う。なんかこう、主人公以外の人たちの反応は、とてもモヤモヤする。

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