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2015年センター試験の国語に、教えて君やクソリプが登場

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たまたま、2015年センター試験の国語の問題を見てみたのですが、なかなか面白かったです。受験生からすると、ぜんぜん面白くないよ、って感じだと思いますが、自分の将来に関係ない立場だと、なかなか楽しめたりします。といいつつ、第1問しか見ていませんが。

読んでみようと思った理由は、「教えて君」と「教えてあげる君」ってのが目についたからです。難しいワードばっかりだったら、即スルーしてたかもしれません。

「『教えて君』より『教えてあげる君』の方が問題なこともあるよね」っていう主張が前半の方で出てきて、この部分が問題でも問われているのですが、なかなかおもしろい主張ですよね。自分で調べればすぐにわかるようなことを「教えて君」が質問する、そして「教えてあげる君」が回答してしまう。しかし、こんなことをしていても、世界の知的レベルが上がらないから問題だ、と言っているんですよね。

つまり、知識や情報を増やそうという人ではなく、知識や情報が少ない人がメインになってしまう、ということです。「教えてあげる君」は自分の知識を増やそうとしているわけじゃないし、「教えて君」も別に自分で調べられるように変わるわけでもありません。その結果、より知識レベルの低い人が主役になっていってしまう、ということですね。教えてあげる君が「これこれはご存知ですか?」といういわゆるクソリプを送ってしまうのも、こういった問題が具現化した一例として挙げられています。

そもそも、問題の注釈に「ツイッター」の説明があったんですよね。なんか新鮮でした。

ツイッター:インターネットにおいて「ツイート」や「つぶやき」と呼ばれる短文を投稿・閲覧できるサービス。なお、閲覧したツイートに反応して投稿することを「リプライを飛ばす」などという。

また、パクリ問題のこともかかれています。クソリプとかパクリ問題とか、なかなか変わったネタを題材にした文章が選ばれたんですね。後半では、歴史の解釈方法とか難しいことも出てきていますが。

設問で表現方法を問うものがあって、これも新鮮でした。「教えて君」の君は、からかいの気持ちを表してる、と。なるほど。

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