幸せのカテゴリー
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Mr.Childrenの「BOLERO」というアルバムの中に「幸せのカテゴリー」という曲がある。「BOLERO」の中ではこの曲が一番好きで、よく聞いていた。だけど、このアルバムを買った当時、僕は「カテゴリー」という言葉の意味が分からず、歌詞の一部もよくわからないでいた。
英和辞典で「カテゴリー」を調べても、僕の持っていた辞書には「範疇(はんちゅう)」としか書かれてなくて、この日本語がさらにわからなかった。和訳が分からない英和辞典なんて、全く役に立たない。
あれから長い年月がたち、いつのまにか僕は「カテゴリー」の意味を理解していた。いろんなところで見聞きし、自分でも使うようになってから、「こういう意味か」というのがわかってきた。例えば、このブログで使っているwordpressにも「カテゴリー機能」があって、それを使っているくらいだから、意味は理解できている。
カテゴリーを具体的に説明するのは難しいけど、分類のことを言ってるんだろう。書類をいくつかの箱に入れるとしたら、その各箱をカテゴリーと呼ぶのだと。ジャンルやグループやクラスなんかとも似た意味だと思う。
「幸せのカテゴリー」は、曲はゆったりとして明るい感じだけど、歌詞の内容は別れ際の男女の話だ。出会ったころは燃え上っていたけど、今はもう冷め切っていて、すぐにでも別れそうだ、という場面を歌っている。
今となっては 消えゆく幸せのCategory
最近はちょっぴり解りかけてるんだ 愛し方ってもっと自由なもんだよ 君もいつしかそのことに気付くのだろう じゃあその日まで さよなら幸せのCategory 幸せのカテゴリー / Mr.Children(両方とも)
「幸せ」というネームタグのついた箱には、新しい思い出は最近全く追加されてない、当面追加されることもなさそうだし、むしろその箱の存在すら忘れてしまうそうだ、というくらい冷め切ってる恋の終盤ということなんだろう。
これが、「消えゆく幸せの範疇」だと、やっぱり意味が解らない。
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