名言だったかもしれない
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シーズンということもあり、卒業式や入学式での式辞がよく話題になってますね。
例えば、「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」発言に関するデマを取り上げ、間違った情報を安易に流してしまうことの怖さや、受け取った情報を一次情報までさかのぼって確かめることの重要性を語った、東京大学教養学部の卒業式。
平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞 - 総合情報 - 総合情報
また、スマホに依存し過ぎず、本を読んだり友達と話したり自分で考えたりする習慣をつけよう、と語った、信州大学の入学式。
この信大入学式のあいさつの中から、物議をかもしそうな一文を取り上げて、次のような見出しでニュースを書いてしまうのは、上の東大卒業式で問題としていた行為そのもののように感じてしまいます。
「スマホやめるか、大学やめるか」 信州大入学式で学長:朝日新聞デジタル
大学の先生ではなく、有名人の式辞にも話題になったものがありました。声帯の摘出手術を受けた後、母校の近畿大学の入学式に登場したつんく♂の祝辞。
【つんく♂祝辞全文】一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選んだ (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
これは、内容よりも「つんく♂が声を失った」ということの方にニュースバリューがあるのだと思いますけど。
そして、昨日はてブのホッテントリに入っていた、近畿大学卒業式でのホリエモンの式辞。
近畿大学の卒業式で、堀江貴文氏が卒業生に贈ったメッセージが素晴らしいと話題に
個人的には、すごくふわふわしていて、よくある話にしか聞こえませんでしたが。
まぁでも、有名な大学の先生や有名な人なら、感動するような良いことを言ってくれそうだな、という期待はあると思います。しかし、本当は、自分の入学式や卒業式のときにも、同じように良いことを言われていた可能性はあります。僕らにはまだ理解不能だったけど、大人になってよくよく聞いてみたら名言だった、ということもあるでしょう。知名度があればこうやってネットで拾われて評価されるけど、本当は学生の気付かない至る所で、名言が生まれているのかもしれません。