なぜ猫の舌は猫舌なのか
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これ読みました。
【夏休み子ども科学電話相談 7/22】「ネコに話しかけたら、ネコにはニャーと聞こえるんですか?」想定外の質問に先生も四苦八苦
NHKラジオで毎年やってる、夏休み子ども科学電話相談、その関連ツイートのまとめですね。このまとめでは、いろんな質問とその回答がまとめられています。わりと長いです。
タイトルにもなってる「ネコに話しかけたら、ネコにはニャーと聞こえるんですか?」は、ここらへんに載っているんだけど、残念ながら、専門家でも「わからない」という回答。これを確認するための実験って相当難しいと思うんですよね。でも、「この動物はこのように色を認識している」みたいな結果は見たことがあるので、同じようにすれば聴覚でもできるのかな。認識してるかどうかはわかるだろうけど、どう認識してるかまでは、うぅん、どうやってやるんだろう。
上のまとめの中で、子どもからの質問ではなかったんだけど、別の質問の説明している途中に出てきた「猫はなぜ熱いものが苦手なのか」、つまり、「なぜ猫の舌は猫舌なのか」ってのがなかなか面白かったです。
そもそも、この問い自体、普段から気にすることはありません。「猫舌」って言葉はよく使いますけどね。なので、ちょっと立ち止まって考えてみると、「猫舌っていうくらいなので、きっと猫の舌は特殊なことになってるんだろうな」とかそういう方向に行ってしまうんですよね。
しかし、正解は逆なんです。猫は熱いものが苦手だけど、犬だって苦手で、どんな動物も苦手なんです。人間以外の動物は火を使わないから、そもそも熱い飲み物や食べ物はない、熱い餌なんて無いんですよね。熱いものに触れる機会がないから、対応できてないのは自然なんです。つまり、猫の舌が特殊なんじゃなくて、熱いものに対応できる人間の舌の方が特殊なんだ、と。
まぁ、よく考えたら、そりゃそうだなと納得です。人間からすると、生の野菜や生の肉を食べるより、煮たり焼いたりしたものを食べるほうが多いですけど、その基準で考えてるとこの問題は答えにたどり着けないわけですね。普段スルーしてることでも、よく考えてみると面白いです。