Not指名
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指名でも逆指名でもない、「Not指名」というのが使えたらなぁと思うときがあります。
前に「速いマッサージと遅いマッサージ」という記事を書いたことがありますが、僕はよくマッサージに行きます。僕がいつも行く店には、数人のマッサージ師がいます。みなさん、それぞれ良さがあります。男性は力が強いので痛気持ち良いし、女性は指先が細いのでコリの奥まで来るような感じ。背中のマッサージがうまい人もいるし、足がうまい人もいます。みんな、それぞれ個性があって、誰にやってもらってもいいです。また、どの人にも特徴があるので、特定のだれかに絞るよりも、いろんな人にやってもらいたいんですよね。
しかしその中で「この人のマッサージはまったくダメだな」という人がいます。その人は結構長い期間働いているので、ひょっとしたら僕との相性が悪いだけなのかもしれませんが、僕にとってはツボが違うしぐいぐい感も弱く、物足りない感じです。苦情を言うようなレベルではないのですが、「今回はもったいなかったな」と思ってしまうレベルです。
なので、もし使えることができたなら、「この人以外で」というNot指名みたいなのがあったらうれしいんですよね。普通はそんなサービスはないですし、しかも、そのサービスを使うのはすごくためらわれるので、結局使わない気がします。それでも、この相性の良くない人に当たってしまうと、「あぁ、Not指名があればなぁ」という気持ちになってしまいます。
一番確実なのは、「当たりたくない人以外を順番に指名していく」という方法だと思います。ただこれはこれで、指名する人をどんどん変えていくのが気まずくなる予感がします。「指名する」というのは、一般的には「その人がいい」と主張することなので、「消極的に選んだ」というニュアンスが出せません。指名されたのに、次回指名を外されたら、その人はがっかりしてしまうでしょう。僕が逆の立場だったら、きっとがっかりします。
ということで、今のところは、特に何の対策もとっていません。運を天に任せて「あの人に当たりませんように」と願いながら、うつぶせでマッサージ師を待っています。