年金代わりの住居現物支給
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これを読みました。
老後のために金貯めるっておかしくねぇ? 今使いてーよ - 今日はヒトデ祭りだぞ!
ほんとこれ。
「景気をよくするには?」みたいな話をしてるときに「老人が金を持ってるんだから、老人に金を使わせればいい」って言う人がいます。気持ちはわかるんだけど、収入が少ないし、増やす手段も少ないし、寿命がいつかもわからないから、普通は使わないだろ、って思うんですよね。年金だけでは生活が苦しい人も多く、そういう人はこれからもっと増えていくはずなので、老後のために今お金を使えない人は増えていくんだろうなぁ。
老後に備えないといけない理由は「退職から年金をもらうまでの期間があいてるから」と「年金をもらってもそれ以上の出費があるから」です。特に、毎月の住居費と食費は、なくせません。住居費は、金額も大きく、節約も困難です。
賃貸だと、年金の大部分が住居費になってしまいます。購入するにしても、老後までローンが残っていると厳しいし、完済が年金をもらう年齢以降だとローンを組むこと自体が難しくなってきます。退職金で返済するというのも、今となっては、みんなが使える技ではありません。若い時に購入しても、老人になるころには家の老朽化問題が出てきてしまいます。住居費が問題にならないのは、住居費の安い田舎に住んでいるとか、親から相続した家にそのまま住み続けるなどの場合に限られ、たいていの人は住居問題に悩まされます。これが、賃貸派と購入派にわかれる原因でもあるわけですけれども、結局どちらも住居問題からは逃げられません。
なので、例えば、最低限、老後の住居だけは国が用意するというのはどうでしょうかね。住居に関しては、現物支給しちゃう、と。住居を保証してくれるだけで、老後に備えるべき金額は大幅に減ります。これなら年金を減らされてもそんなに困らないし、集団で住まわせることによる街のスリム化もできると思うんですよね。
ただ、そこで用意された住居で息を引き取ることになるはずなので、次の人がそこに住むのに抵抗があるというのはあるかもしれないですね。それは、別にどこの住居でも同じなのかもしれないけど。