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クレジットカード使用で弱まる「お金残ってる感」

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「クレジットカードは危険だ」と主張する人の中で、「お金を使ってる感覚が薄くなり、使いすぎてしまうから」という理由を挙げる人がいます。

僕は、小さい金額でも大きな金額でも、クレジットカードが使える店では積極的にカードを使っています。ただ、その時にお金を使ってる感覚がなくなったり薄くなったりしているか、というと、そんなことはないと思うんですよね。どちらかというと、弱まっているのは「お金が残っている感覚」です。

買い物をするときには、もちろん値札を見ます。そして、その値段が高いか安いか、その値段を払う価値があるのか、他の店の方が安くはないか、というようなことを考えます。それは、現金で払うかカードで払うかは関係ありません。高いか安いか、買うか買わないかなどの判断は、決済方法と独立して行います。

現金で払おうとして財布の中を見たとき、現金の少なさに気付くことはあります。それが、次の買い物に制限をかけることもあります。その後、ATMでお金を引き出せば、「銀行口座にこれだけしかない」というのも見えます。その結果、「しばらく高い買い物を控えよう」となる場合もあります。

しかし、カードの場合は、財布の中に現金がいくら残ってるか、口座の中に現金がいくら残ってるかに関係なく使えてしまいます。残高がいくらでもカードは使えるので、わざわざチェックする必要はありません。残高が少ないことが分かっていれば、当面使う金額をセーブすることもできますが、それができないため使いすぎてしまうのではないでしょうか。

「使っている感覚がないから使ってしまう」のではなくて、「口座にお金がどれだけ残っているか」という感覚がないから使ってしまうのだと思います。そういう人は、現金を使う場合でも、一度に多額の現金をATMから下すと使いすぎてしまうと思います。

もちろん、そもそもあまり買い物をしないという人や、今月いくらくらい使ったか記憶できている人、頻繁にカードの利用履歴をチェックする人は、カードを使うようになってもあまり影響はないでしょう。僕は「あまり買い物をしない人」なので、使いすぎることはほとんどないです。

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