「M-1グランプリ2015」感想:暗くならない自虐ネタがいいですね
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12/6に放送された「M-1グランプリ2015」の感想を。ネタバレあります。
トレンディエンジェル。分かりやすすぎる。暗くならない自虐ネタがいいですね。1回目の最後の「俺んとこ来ないか」は最高でした。あと、トリプルスリーのボケがしっくりこないほど、流行語大賞さがなかったですね。漫才後の「関口宏」ボケは、あんまり理解されてなかったけど、クイズ100人に聞きましたネタですね。2回目はお尻ネタは子供には受けるかもしれないけど、大人には不評でしょう。ボクササイズ会釈は面白かった。
ジャルジャル、点数高かったけど、個人的にはあまり。1回目のネタの後、中川家礼二が「大きなネタの枠があって、付録でつけたほうがよかった」と言ってたけど、メタ漫才はあんまり、って感じでしたね。中川家のネタ見てたら、黄土漫才が好きなのはわかりますけども。1回目と2回目で枠組みを変えないのは、不利な気がするけどなぁ。
銀シャリ。パンクブーブーも言ってたけど、1回目のネタは素材がありきたりでした。それでも後半にかけて盛り上がってたのはさすが。2回目はみんながいくつかツッコミを理解できてなかったみたいですね。
最終決戦に行けなかった、タイムマシーン3号。ちょっと強引なのもあって勢いでやってたとこもあったけど面白かった。テーマも絞ってたし複雑な言葉を選んでたから、ジョイマンとも差別化されてたと思います。途中からの転換もよかったです。
あと、同じく行けなかった、ハライチ。ちょっとかみすぎてたのもあるし、ネタが怖い系だったこともあって、ウケがあんまりよくなかったけど、個人的にはいつもの「同じフレーズを言い換えていく」スタイルよりも好きでしたね。澤部がネタ書いてないの知らなかったけど、そのわりには言い方とかうまいなぁと思います。
歴代の優勝者が審査するというのは面白い方式でした。漫才をする世代と審査する側の世代が近いので、感覚も似てましたしね。ただ、漫才のあと、審査員がみんなボケようとしてて、まじめなコメントがあまり聞けなかったのは残念でした。大御所だったら、そんなにアグレッシブにボケることも少ないですしね。