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「青山一丁目」という駅名

🏈

例えば、「新宿」という名前の駅があって、「新宿三丁目」という名前の駅がある、っていうのはわかります。「西新宿駅」があって、「西新宿五丁目駅」があるのもわかります。「六本木駅」があって「六本木一丁目駅」があるのもわかるし、「銀座駅」があって「銀座一丁目駅」があるのもわかるし、「四ツ谷駅」があって「四谷三丁目駅」があるのもわかります。

ただ、近くに「青山駅」がないのに、「青山一丁目駅」があるっていうのは、なんなんでしょう。「青山駅」でいいじゃないかと。東京の地下鉄だと、他にも本郷三丁目駅とか志村三丁目駅もそうですけど、「名前がかぶってないのに、○丁目とつける」必要性ってあるんでしょうか。

「青山一丁目駅」を調べてみると、そもそも「青山一丁目」という地名がないそうです。

東京メトロの本郷三丁目駅も、所在地は文京区本郷2丁目で駅名と食い違いますが、調べるとかつての地名に由来していそうです。駅のあるあたりは開業当時の54年には実際に本郷3丁目でした。  ですが青山一丁目駅の場合、今もかつても「青山1丁目」という地名が存在したことはありません。現在の「北青山」「南青山」という名前になったのは66年。38年に駅が開業したときは、あたりは「青山北町1丁目」「青山南町1丁目」と呼ばれていました。駅名の由来について開業当時の新聞記事を調べたり、取材したりしてみましたが、青山一丁目を走る銀座線は日本最古の地下鉄。どのような経緯でこの駅名になったかはわからずじまいでした。 駅名にだまされるな 「青山1丁目」のミステリー  :日本経済新聞

本郷三丁目駅は昔の本郷3丁目にあるけど、青山一丁目駅については、そもそも「青山1丁目」という地名が存在しない。なおさら、「一丁目」とつける意味がない気がしてきました。

ちなみに、「青山一丁目駅」の真上にある交差点は「青山一丁目」という名前になっています。

なので、「青山一丁目」と全く関係ないわけではない(どっちの名前が先に存在したかはわかりませんが)し、場所の特定はできます。でも、シンプルに「青山駅」でよかったんじゃないかなぁというモヤモヤが残ります。

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