今日も8時間睡眠
888文字のブログです

「ブログには好きなことを書けばいい」の罠

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「ブログには好きなことを書けばいい」というのは、ブログサービスを提供している企業もブログを更新している人もよく言っています。しかし、これには罠があると思います。

「何を書いてもいい、好きなことを書けばいい」というのは、ここだけを見ると間違ってはいません。「今日はこんなことをしたよ」とか「今日はこんなことがあったよ」とか「今日も8時間睡眠だったよ」とか、別に何を書いてもいいです。正しいことでも間違ったことでも、称賛でも批判でも、毎回同じテーマでも違ったテーマでも、基本的には何をどう書いてもかまいません。

しかし、本当に好き勝手書いていると、多くの場合、アクセス数が増えません。はじめのころは「アクセス数なんて気にしない、だって自分の好きなことを書いているんだから」と思っていられるかもしれません。はじめはそう思っていても、「読まれない記事を書き続ける」というのは、精神的に結構しんどいんですね。

何の反応もないまま働きかけるためには、相当な熱量が必要です。しかし、そんな熱量で更新できる人はほとんどいません。そのため、やがて更新頻度が減ります。そうすると、読者からも検索エンジンからも距離を置かれます。反応がさらに減るので、ますます書く意力がなくなっていく。こうなると、そのブログは終わってしまいます。

「ブログを書く人は、好きなことを書いていい」という考えの反対側には、「ブログを読む人は、好きな記事を読んでいい」という考えがあります。ブログを更新する人は「読まれなくてもいいから、自分の好きなことを書く」か「読まれることを想定して、読者が好きなことを書く」か、どちらかを選択する場面がやってきます。「自分の好きなことを書いているのに、たくさんの人に読まれ続ける」というのが理想ですが、こんなことはほとんど起こりません。もしできている人がいるなら、それは無意識に「読者目線で書く」ことができているんでしょうね。

「読者目線で書く、読者が読みたいと思うようなことを書く」というのは、これはこれで難易度が高くて罠がありますが、それはまた別の機会にでも書きます(と言って書かない気が)。

(888文字)

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