茶色い食べ物
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昔参加したライザップセミナーで、「野菜から食べたほうがいい」というのを聞きました。食べ始めてから満腹中枢が刺激されるまでしばらく時間がかかるので、序盤では重たくないものを食べて後半にタンパク質などのメインを食べるようにした方がいい、と。なので、普段食べる定食などでは、サラダから先に食べるようにしています。
しかし、サラダから先に食べると、いくつか問題が生じるんですよね。僕は食べるのが遅いので、サラダを先に食べていると、メインのおかずが冷めてしまうわけです。もちろん、メインを食べ始める段階で冷めているわけではないのですが、温かいうちには食べきれない、ということは多いんですよね。せっかくなら、温かくておいしい状態で食べたいじゃないですか。なので、少し残念だなぁと思いながら、サラダを食べているわけです。
それ以上に残念なこととして、彩りの問題もあります。緑がなくなった瞬間に、お皿の上から彩りがなくなってしまうんですよね。野菜を全部食べ終わると、茶色いメインとご飯とみそ汁、という感じで鮮やかさがなくなり、食べる気が少しなくなってしまいます。といいつつ、食べますが。
茶色い食べ物と言えば、思い出すのがフットボールアワーのエピソードです。岩尾が「うちのおかんの作るコロッケは、世界で一番おいしい」と昔から言い続けていて、それをあるとき後藤も食べることになったらしいんですよね。しかし、その手作りコロッケを食べてみるものの、全然おいしくない、全く味がしない。そこで、後藤が次のように発言するわけです:「あれをコロッケと呼ぶな」「"茶色いのん"って呼べ」。この発言、すごいおもしろいよなぁ。「茶色いのん」の破壊力。何も味のしないコロッケに付ける名前として、これ以上ふさわしい名前は思いつきません。
サラダを食べきった後の茶色い食卓を見ると、このエピソードを思い出すんですよね。もちろん、僕が食べようとしている"茶色いのん"には味はありますが。
今は、彩りのことを気にして、サラダを食べきる前にメインに手を付けるようにしています。やはり、おいしく食べるには、彩りが大事だと思うんですよね。