ボタンを掛け違わないための小さな工夫
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ミスチルの曲で「くるみ」という曲がある。とてもいい曲。
どこかで掛け違えてきて 気がつけば一つ余ったボタン 同じようにして誰かが 持て余したボタンホールに 出会う事で意味ができたならいい Mr.Children くるみ
ここでのボタンとボタンホールはもちろん比喩だけど、実際子どものときって、ボタンを掛け違えて服を着てしまうことってよくありますよね。僕が小さいときは、「ボタンを掛け違わないように、下からボタンをとめていけばいけばいい」みたいなことを言われたこともあるんですけどね。動作としてやっぱり不自然じゃないですか。だから、結局そんなとめ方はしないんですよね。そして、掛け間違っちゃう、と。
で、この商品を見て、「頭いいな」と思ったんですよ。
ベビーインナーウェア | 無印良品ネットストア
キッズインナーウェア | 無印良品ネットストア
このページに、「子育て中のママの声から生まれたパジャマです。ひとりでお着替えできるようボタンなどを工夫しました。」ということが、しれっと書いてあるわけです。しかし、この書き方だとどう工夫したか書いていないので、わかりにくいんですよね。ちなみに、例として次の商品画像を見てみます。「オーガニックコットン 二重ガーゼお着替えパジャマ・長袖(キッズ) キッズ110・ネイビー×チェック」という商品ページにある画像です。
遠くから見てもわかりますが、ボタンの色が白黒交互になっていますね。さらに拡大して見てみると、こうなってます。
うーん、わかりますかね。ボタンの上にかすかに見えるボタンホールの色に注目です。ボタンホールも白黒交互になってるんですよね、これ。
つまり、ボタンとボタンホールの色が対応しているので、どこにとめればいいか、直感的にわかるようになっているんですね。とめる場所を2個間違うとさすがに違和感があって気付くはずなので、これで十分でしょう。この工夫のおかげで、学習コストをかけることなく、掛け間違いをなくすことができます。
無印良品は、もっとこのポイントを主張した方がいいんじゃないかなぁ。サイトでは、写真も見づらいし、すごく伝わりにくくて残念。