マイナス金利って意味ないと思うんだよね
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マイナス金利とか金融緩和って、今の時代には意味がないと思うんだよね。
今やっていることって、小食な人に大量のご飯を出しているような状況だと思う。ご飯を出しているのが日銀、食べるのが日本経済っていう意味で。「いっぱいご飯を出してるのに、全然食べてくれないなー。量が少ないからかな? もっと出せばきっとたくさん食べてくれるよね!」みたいな発想で、ガンガンご飯を出してるんだけど、まー、そんなことをやっても食べるようにはならないよね。
おなかがへっててたくさん食べたがっている人には、「大量のご飯を出す」という作戦は意味があるし、効果もある。でも、大量のご飯を出せばいつでも問題が解決するというわけではないんですよね。
必要なのは、ご飯にいろんな味をつけたり、運動や筋トレをさせてたりして、ご飯が必要な体に変えさせることだと思う。実体経済の言葉で言うと、「社員の給料を増やしたら税金を安くするよ」と経営者に働きかけるとか、「何に対しても使える、期限付き上限付きの数%割引券を配る」(地域振興券のように「お金」そのものではなく)とか、「老後の住宅だけは国が用意します」と言ってもっと老人にお金を使ってもらうとか、「超過準備が増えた分はマイナス金利にするけど、貸出残高が増えた分には高金利をつけて戻すよ」と銀行に言うとか、そういう「お金を流しやすくするための枠組み」が必要なんじゃないか、と思うんですよね。
その枠組み作りは、日銀ではなくて政府がメインになるべきなんだけど、実際には日銀しか動いてないし、その日銀の施策も株・為替にしか効いてなくて、金融止まりなんですよね。実体経済まで流れていない。だから、株価が上がっても、みんなのマインドとしては違和感しか残らない。
マイナス金利って、「ご飯を食べなかったらおやつ抜きだよ!」みたいなペナルティを与えることなんだよね。直接的には銀行への、そして間接的には実体経済全体へのペナルティ。いや、でもその前に、「なぜ今までご飯を食べなかったんだろう」ということをもっと考えようよ、と。そこをクリアにしないと、効果のない政策を繰り返すだけじゃないかなぁ。