人生における「無駄」について
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僕は、アイドル、アニメ、ゲームの3つには極力近寄らないようにしている。どの3つも「詳しそう」とまわりからは言われるんだけど、ほとんど知識がない。AKBのメンバーはほとんど言えないし、この10年間で見たアニメは宇宙兄弟くらいだし、ケータイに入れてるゲームアプリは2つしかない。
なぜこれらに近寄らないようにしているかというと、お金と時間を湯水のごとく使ってしまいそうだからだ。そして、それが「無駄」な気がしてしまうからだ。
もちろん、これらに熱狂している人々を見ると、投資した分だけ楽しむことはできると思うし、僕も始めれば考え方が変わるかもしれない。まったくの無駄にはならないとは思う。ただ、投資した分とその見返りを考えると、あまり踏み込む気にはなれない。
じゃあその分あいている時間に何をしているかというと、結局ネットサーフィンばかりなので、どっちにしろ無駄になっている気はする。ネットサーフィンはお金がかからないのがメリットだ。ただ、お金がかからないため、いくらでも時間を使ってしまうというデメリットもある。
人はいつかみんな死ぬ。だから、最終的には何もかも無駄になるだろう。お金と時間を自分の楽しみのために使っても、スキルアップ目的の勉強に使っても、偉大な製品の開発に使っても、最終的には自分はこの世から消えてしまう。自分が死んだ後も影響が続くぐらいの何かを生み出したとしても、自分の死後の世界を確認することはできないのだから、自分にとっては無駄なものであるような気がする。
最終的にはすべてが無駄になる、という前提に立つと、「暇な時に何をするか」というのは、その人の人生観を表現するものになると思う(例えば僕なら、「できるだけお金をかけずに楽しみたい」)。「何もしなくていいし、何かをしても結局無駄になってしまうのに、なぜそれに時間を費やすのか」というと、それがその人にとって一番大切なものだからなのだろう。
根源的な事柄なので、「暇なときに何をするか」と聞かれても多くの人は答えづらい。答えたときに「それに時間を使うのって、無駄じゃない?」と言えば、本気で怒っても不思議ではない。