「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」に行ってきました
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2016年1月16日から3月31日まで世田谷文学館で開催されていた「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」に行ってきました。
はじめはあんまり行くつもりはなかったんだけど、NHKの漫勉、テレ東でやってたこの展示会の特集の2つを見て、やっぱり行こうという気になりました。行こうと思ったのが遅すぎたので、行ったのは展示会終了の直前になってしまいました。
入り口はこんな感じ。建物の中も浦沢直樹色。
展示場では、「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」などの単行本の数十ページを、まるまる「原稿のまま」読めるというぜいたくっぷり。普段めくるだけなので気付きにくいですが、壁一面に貼りだされた原稿を見ると、その圧倒的な量に驚かされます。みんな見るというより読んでいるので、混み方がはんぱない。
いろんな資料が展示されていましたが、一番興味深かったのは「MONSTER」の最終巻のネーム。何度もネームが描き直されたらしく、ボツ案と採用案のネームが並べて展示されていました。ボツ案はコマ割りが細かかったのですが、採用版では余分なコマがカットされ、一つ一つのコマが大きくなり、印象が強くなるように変化していました。こういうボツ案が見れるのは新鮮でした。
学生時代の漫画ノートもあって、そこには羅生門や星新一のショートショートを原作にした漫画が描かれていました。羅生門を読んで「漫画にしよう」と思いつくのはすごいよなぁ。
写真は基本禁止だけど、写真を撮ってもいいポイントがいくつか用意されていました。例えば、こことか。
みんな、並んで写真を撮ってました。近くを通ったときに「写真撮ってください」って言われて撮ったんだけど、ともだちは顔認証されませんでした。
あと、展示物じゃないけど、この人からお祝いが来てました。
ケンヂくん!
と、紹介しといてあれですが、この展示会はもう終わっちゃってるんですよね。ただ、このすぐ下にあるオフィシャルガイドブックがすごいボリュームで、これを読めば量的には7割はカバーできると思います。あとの3割は、実物を目の前で見れるという体験ですが、これはもう手に入らないです。