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「これはひどい」タグの「これ」が指すもの

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はてなブックマークを見ていると、「これはひどい」タグをつけている人がいます。このタグを見たとき、「何をひどいと言っているのか」が分からないことがあります。

例えば、あるブログで「○○ってひどいよね、だって△△だから」という内容の記事があったとします。こういう記事に「これはひどい」というタグがつく。このときの「これ」は、何を指しているんでしょうか。

基本的には、「これ」は、「○○ってひどいよね」の○○を指しているのでしょう。「このブログの言うとおりだ。前から○○はひどいと思っていたんだ」「こんな状況になっていたのか。初めて知ったけど、確かに○○はひどい」というような意味で使われます。

だけど、「これ」が「批判記事」の方を指している場合もあります。「○○がひどいと言える理由」がトンチンカンすぎてダメ、偏見がありすぎてダメ、倫理的におかしくてダメ、というときです。「だって△△だから」の部分がひどい、ということですね。

一般的に、賛同意見よりも批判意見のほうが言いやすいです。なので、ネット上に出てくる意見も批判的なものが多く、「○○がひどい」という内容の記事がたくさんあります。その批判記事がとんでもない内容であっても自由に公開できてしまうので、「○○がひどい、という根拠がひどい」記事もたくさん出てきてしまいます。しかも、最近では、わざと「根拠がひどい」記事を書いて、炎上させるサイトもあるので、なおやっかいです。

はてなブックマークでは、ブックマークするときにコメントも書けます。このコメントを見ればどちらをひどいと思っているのかがわかることもあります。が、これを見ても、まだわからないこともあります。コメントは100文字までしか入力できないので、いろいろ省略しなければならず、結果的に批判対象がどっちかわからない、どっちともとれるコメントになってしまうことがあります。

自分のコメントがどっちにとられようが、自分の意見と違う趣旨でとられようが、別に構わないのですが、僕が「これはひどい」という趣旨のコメントをするときは、どちらがひどいかがわかるように書くことを心がけています。

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