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なぜ、そうするのか

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プログラミングの勉強をしていると、いたるところで「コメントを書くことの重要性」を目にします。特に最近は、「何を、どのように処理しているか」ではなく、「なぜそうするか」をコメントしようという意見を見ることが多いです。

「何を」は変数名や関数名などの名前で、「どのように」はプログラムの流れでわかるようにするのが望ましいが、「なぜそう書くのか」はプログラムで表現するのが難しいのでコメントに書く、ということです。特に、少し変わった書き方、トリッキーな処理をしている部分には、whyを書く方がいいです。

「なぜ」を書くと、プログラムの意図がわかりやすくなるので、第三者(もしくは将来の自分)が読んだときにも理解しやすくなります。時間の節約にもなるし、そのプログラムを活かしてまた別のものを作ることも容易になります。

また、変更していいのかどうかの判断にも使えます。例えば、「ここは変な処理をしているので、ノーマルな書き方に修正しよう」と思って変更すると、問題が発生してしまう。調べてみると、実は古い環境でも対応できるように、特殊な書き方をしていた、というようなことがあります。

プログラミングの世界では「whyコメント」についていろんな人が書いていますが、他の分野でも同様だと思います。例えば一般的な仕事でも、仕事内容を教えるときには「何をどうやってするか」以外にも「なぜするか」「なぜそうするのか」まで伝えたほうがいい場面もあります。

上のプログラムの例のように、変更していいかどうかの判断に使えるというのもありますが、「応用力がつく」というのもあると思います。こちらが想定していなかった事態が起こったとき、「行動とその理由」がわかっていれば、それを応用して対処できるかもしれません。一方、「何をどうやってするか」しか教えていなければ、前提条件が変わったとたんに、何もできなくなったり、間違った行動を起こしやすくなったりするかもしれません。

人に何かを教えるときには、「これは何か」「どうやってやるのか」以外にも、「なぜ、それをするのか」「なぜ、そうするのか」も伝えるようにしていきたいです。

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