人はよく、真実と違うことを頭に付けてしまう。
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人はよく、真実と違うことを頭に付けてしまう。
要するに
「要するに」というのは、「今までの話を要約すると」ということ。だから、この後にだらだらと文章が続くのはおかしい。要するに、この言葉の後の文章が短くない場合は全然要約になってないし、この言葉を使えば何か結論めいたものが言えているような気がするというだけで、「要約して結論が言える俺って頭イイ」というのをただ自己満足的に感じたいだけのケースも多い。この前の一文が、その悪い例。全然要せてない。
どうでもいいんですが
誰にとってどうでもいいのか、というのが重要。この後に続く文章がターゲットにするのは、どうでもいいと思っている人とは別人で、客観的な「どうでもいい」を意味しないことも多い。みんなにとってはどうでもいいかもしれないが、俺にとってはよくない、というニュアンスが入っている場合もある。
怒らないから
「怒らないから言ってみなさい」という人は、言ったらだいたい怒る。こっちが持っている悪い情報が、そっちの想定を超えているかどうか、それはこっちがよくわかっている。なので「言わなかった」のだ。言ったら怒るレベルかどうかは、経験からわかっている。
あと、「怒ってないよ」という人は、だいたいすでに怒ってる。
誤解を恐れずに言うと
「誤解を恐れない」人は、そもそもこんな前置きなんてしない。「誤解を恐れずに言うと」といった時点で、その人は「誤解を恐れている」のだ。
この言葉は、「あえて誤解されるような言葉・表現を、これから使いますよ」と知らせるために使う。「だから、ひょっとしたら、あなたは誤解してしまうかもしれませんね」というニュアンスが入っている。でも、そのリスクを負ってでも、やっぱりこの表現を使いますね、というニュアンスも入っていて、さらに言えば、「あなたは誤解しないだろうと思っているので、誤解されるのを恐れずに言っちゃいますよ」というニュアンスも入っているのだろうと思う。
誤解を恐れずに言うと、この言葉には「誤解したら、誤解したお前が悪い」というニュアンスさえ含まれているのだろう。この言葉が誤解されないか、僕はとても恐れている。