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天国って過去の思い出なのかな

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これを読みました。

「頼むからレスリングを実況してくれ」! 日テレ・河村アナ「ポエム中継」に批判殺到 : J-CASTニュース

アナウンサーの個人名まではいちいち覚えてないけど、こういう感動話を試合前後に入れてくるアナウンサーはいるよね。さすがに、試合中の実況に入れてくる人は少ないけど。

その試合がおもしろく見ることができるように、「事実」を言ってくれるのはいいと思います。この選手はこういう技が得意とか、これから戦う相手との過去の対戦成績はこうでしたとか、世界大会での成績はこうでしたとか、この選手は長年こういうけがと戦って乗り越えてきましたとか。

また、選手へのインタビューから引用してくるのもいいと思うんですよね。「これこれを目標に頑張りたい、先日のインタビューで○○選手はそう語ってくれました」みたいな内容なら、何も問題はありません。

ただ、アナウンサーが意気込みすぎて、選手の気持ちを勝手に代弁してしまうことには、違和感を覚えます。「どうして、選手がそう思ってるってわかるんだよ」というツッコミを入れたくなってしまう。

もっといえば、選手の親や家族、監督やコーチの気持ちを代弁していることもあります。さらに、亡くなっている人の気持ちすら代弁していることもあります。「天国にいる○○さんも、きっと喜んでいることでしょう」くらいならまだいいんだけど、これより踏み込んで語り出すと、イタコかよ、って思ってしまう。こっちは、アナウンサーの妄想を聞きたいわけじゃないんだから、あんまり想像でしゃべらないでくれ、と。

特に試合中は、試合内容を話すべきでしょう。試合時間が長い競技ならともかく、3分3分の計6分のレスリングでは、試合内容以外のことを入れる余地はないはずです。

ところで、選手が、天国にいる誰かのためにも戦う、勝った姿を見せたい、という発言をすることがあります。でも、実際には、その人が天国にいるところではなくて、たぶん過去の思い出の中にいるその人を思い浮かべてるのではないか、と思います。そう考えると、天国って過去の思い出なのかな、というポエム的なことを思ったりもするのでした。

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