「算数から大学数学まで、一年で一気に学びたい」について
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これを読みました。
私は、大人ですが、算数から大学数学まで、学び直しし - 数学 | 【OKWAVE】
ざっくりいうと「小学校の算数から大学数学まで一年で学びたいけど、どうすればいいか」という質問です。「一年は無茶だろう」と思いつつ回答したわけですが、ここでもこの問題について考えてみます。
小学校の算数、中学校の数学については、全員一度は学んでいるはず(理解していたかは置いといて)なので、まずは「〇時間で復習できる」系の本を読むのがいいと思うんですよね。これが一番手っ取り早いでしょう。
間地 秀三
PHP研究所
間地 秀三
PHP研究所
吉永豊文
KADOKAWA/中経出版
2012/10/25
小杉 拓也
かんき出版
2016/09/03
もっと詳しく知りたいところが出てくれば、そこを中心に参考書や教科書を見ればいいと思います。
高校数学は、参考書をベースに学ぶのがいいと思います。近頃は学びなおし用の本もあり、選択肢は結構あります。
永野 裕之
すばる舎
2016/08/23
長岡亮介
旺文社
高校数学がほとんど記憶にない人には、「本で独学」はつらいかもしれません。複素数や微積など、概念が難しいものもありますし。最近流行っている大人向けの少人数制の塾などで、講師とやりとりしながら学ぶのが一番早い気がします。もしくは、なかけんの数学ノートという手もあります(宣伝)。
大学数学については、微積などの解析の分野や線形代数での計算ができればいいだけなら、この場合も大人用の塾がいいと思います。もしくは、大学生向けの入門書があるので、それらを選択してもいいでしょう。
小島寛之
講談社
2013/09/13
小島寛之
講談社
2013/09/13
西野 友年
講談社
最近は、漫画の要素が入った本もあり、そういうのを選んでもいいと思います。
計算だけじゃなくて概念までちゃんと理解したいとなると、入門書だけでは厳しいです。最近では、大学生向けの微積の本なのに、イプシロン・デルタの話が載ってないものも多いですからね。しかし、そうなると一気にハードルが上がります。そうした中でも、はじめは30講シリーズがいいのではないかと思います。
志賀 浩二
朝倉書店
志賀 浩二
朝倉書店
志賀 浩二
朝倉書店
解析以外もあり、マジ助かります(実際、昔助けられてました)。
ただ、数学は教科書を読むだけだとあまり意味がありません。教科書を読んで考えて、演習問題でまた考えて、を繰り返して理解できるものです。短期間でマスターというのは、相当センスのある人でないと、やはり厳しい気がします。
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