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お店はランチパスポートをどう使えばいいだろう

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ランチパスポート、いろんな街で発売されていますよね。僕もよく使っています。

ランチパスポートとは、お店で見せれば、対象のメニューが500円(または540円)になる本のことです。対象メニューは店によって違いますが、だいたい700円台から900円台のメニューが対象になっています。本は千円程度なので、3~4回使えば元が取れる仕組みです。基本的にはランチだけですが、平日の夜や週末でも、利用できる店はあります。

このランチパスポート、使う客側からするとデメリットはほとんどないのですが、お店側からすると使い方が難しいと思います。普段使っている側から見たときに、こうした方がいいんじゃないか、というのを考えてみます。

いきなりポジショントークですが、750円未満の商品を対象にしても、あまり来客効果がない気がします。まず、ランチパスポートの中での競争があります。利用者からすると、200円程度の割引では、ランチパスポートに載っている他の店に行こうという気になってしまいます。200円の割引でもお店側からすると大変だとは思いますが、来客数が増えなければ本に載った効果がありません。

また、逆に、お店で一番高いメニューを対象にするのもやめたほうがいいです。一度540円で一番いいメニューを食べると、その店の他のメニューがすべて高く見えてしまい、二度目の来店がつながらないかもしれません。倍近くのメニューを対象にしている店もありますが、期間後の定着を考えると、サービスすればいいというものではないと思います。他のメニューも食べてみたい、と思わせることが重要でしょう。

結論的には、800円台のメニューを対象にするのが、一番安全な気がします。

時間を指定するなら、遅めの時間(13時以降)だけにしたほうがいいです。早い時間(12時前)も指定すると、コアタイムで店が激混みする可能性があります(実際、激混みです)。対象期間中でも常連客をとどめておきたいのなら、ランチパスポート客を遅い時間に集めたほうがいいでしょう。

以上、普段ランチパスポートを使ってる人間からの、お店へのアドバイス(というか願望)でした。

株式会社SRCパートナーズ 株式会社SRCパートナーズ 2017/02/17
(888文字)