ランチで食後の飲み物を出す店について
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僕の家の近所にある洋風定食屋では、食後に飲み物がついてくる。コーヒーとか紅茶とかが選べる。
なぜかミルメールも選べる。知らない人もいるかもしれないけど、ミルメールは味のついた粉末で、牛乳に溶かして飲む。すごく甘い。昔、給食で出されていた学校もあるらしい。僕は、存在は知っていたんだけど、子どものころに飲んだ記憶はない。食後にこれを選ぶこともある。
店からすると、食後の飲み物はサービスなんだろうけど、少し気まずいのは、その店がいつも結構混んでいる、ということだ。
ピークの時間帯をうまく外せば、つまり、1時過ぎとかに行けば、比較的すいているが、12時台だと列ができている。11時台に行っても、食べ終わるころには混み始めている。
こういう混んでいる状態だと、食後の飲み物は、プレッシャーになる。行列を見てしまうと、あまりのんびり飲んでいられない。急いで飲まなきゃ、って気持ちになる。
せっかくの店からのサービスなのに、気まずくなるのはつらい。
別の店でも、同じように食後の飲み物を提供しているところがある。そこは、1時以降に行くと飲み物が出てくる、という仕組みだ。また、その店に11時台にいけば、料金が少し安くなるというサービスもやっている。
11時台に食事に行ける人というのは、たぶん、12時直前ではなくて、11時とか11時半に行ける人だと思う。店は、そうした客で1回転することを狙っているんだろう。12時直後に列ができても、サクサク進んでいくことを見越しているに違いない。
一方、13時以降に2回転できるとは思っていないはずだ。遅い昼ご飯を食べるとしても、大体は13時前後くらいで、13時半頃に来る人は少ないと考えているのだろう。それなら、飲み物を出してゆっくりできる、というのを売り出した方が、お互いにメリットがある、と考えている気がする。
時間帯によって内容を変えると、オペレーションが少し複雑になるかもしれないが、後者の対応の方が好感が持てる。飲み物が飲めるなら、できればゆっくりしていきたい。唇の裏を軽くやけどしながら、急いでホットコーヒーを飲み干さないといけないのは、微妙につらい。