Excelで頑張っている人に「Access使えば?」と言っちゃう人
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Excelでデータの集計をすることって、よくあるじゃないですか。なので、集計方法を解説する本やサイトもたくさんあるんですよね。
こういう記事は多くの人にとって有用なので話題になることも多いのですが、話題になると「Excelを使わずに、Accessを使えばいいじゃないか」という意見も出てくるようになります。
ただ、そんなに簡単にAccessに移行することはできないんじゃないか、と思うんですよね。
そもそも、会社にAccessが入っているOfficeがあるとは限りません。新しくソフトウェアを導入するのはハードルが高いと思うんですよね。フリーソフトではないんだし。
それに、会社にAccessを使える人がたくさんいるとも限りません。そのため、Accessで集計する仕事が、Accessを使える人に紐づいてしまうリスクがあります。Accessが使える人を雇うにも、Excelユーザーに比べれば絶対数は少ないはずなので、難しいでしょう。
もともとデータベースの知識がある人なら、Accessの方がいいと思うんでしょうけど、一般的な会社員がそんな知識を持っているとは限りません。IT業界で働いている人からすれば非効率に見えるかもしれませんが、普通の会社員がデータベースの知識を持つのはハードルが高いです。現に、Excelの関数でつまづいている人がたくさんいるわけですから。
会社でデータ集計をするといっても、大量のデータを扱うことは多くありません。Excelファイルを開くだけで時間がかかる、というレベルは少ないです。そのため、わざわざAccessに移行するよりも、Excel関数でちゃちゃっと集計したほうが早いです。また、Excelはデータの集計以外の機能も豊富なので、一部の作業をAccessに移行するほうが不便に思うかもしれません。
つまり、Accessに移行するのは、導入のハードルが高くリスクもあるうえ、多くの人にとってメリットが少ないんじゃないか、ということです。
個人的にExcelが好きなので、見方が偏っている部分はありますが、Excelでできる限り頑張るのがいいと思うんですよね。